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炭side

夜、つまり鬼が活動する頃。
そんな危険な中、Aさんのお父さんは鬼を捕まえに行っていたのか。









『動く絵は、鬼を生け捕りにしたもの。




まじないをかけた紙で、その紙に触れた鬼は紙の中に閉じ込められて絵となる。







ある夜、俺は親父に連れられて、鬼と初めて会った。







今思うと恐ろしいが、元・下弦の鬼を捕まえようとしていた。親父はそこで鬼に殺された。









が、夜明けの来る前に俺は紙を使って鬼を捕まえたんだ』









炭「それが、今、飾られている絵なんですね」









『今は藤の花で囲んで、硝子で閉じ込めた。









紙にも藤の花弁を押してあるから、出られないよ。









夜には動くけどね』









長話になっちゃったね、ごめんよ。

と悲しそうな匂いと共に謝った。









炭「いえ、Aさんの話が聞けてよかったです」









『禰豆子ちゃんもな、早く人間に戻れるといいな』









禰「むーむー!!」









禰豆子もAさんのことが気に入ったみたいだ。









『お前も、鍛錬頑張れよ。妹を守るために。




俺はお前達に味方するからな』









炭「…はい!」









『よし、その粋だ!』









また、頭を撫でてくれた。









ふわりと暖かくなる。









なんだろう、煉獄さんのような熱ではないけど、ほんのりと暖かくしてくれる。









日向ぼっこしてるみたいだ。

俺も、こんな風に温もりを与えることのできる人になりたいと改めて思った。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 男主 , 色柱   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:だしまきたまご | 作成日時:2020年2月20日 21時

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