【鬼滅の刃】色柱の屋敷には鬼絵がある(男主） (ページ2)

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暗闇で走り抜ける、1人の柱がいた。
丁度、鬼の頸を斬ったところだ。

『ふぅ、任務終了っと』

今回は少し面倒な鬼だった。
連日寝れていないし、屋敷にも帰っていない。
藤の屋敷に行こうものなら、鴉に散々つつかれる。
俺の鴉は昔から厳しいのだ。

『で、次はどこかな？』

鴉「ナイ」

『え？この前までまだ4件くらいあるって喚いてたじゃないか』

鴉「蝶屋敷二イケ」

『あー、お前蝶屋敷で可愛がられたいのか。いーよ、行こう。この位の怪我だけど診てもらおう』

この位というものの、脇腹をさっくり斬られている。
呼吸で止血はしているが、痛いものは痛い。

余計なことを付け足したために鴉は散々突いてくる。

痛いっての。

ふいに光が目に刺さる。

『_____夜明けか』

じわりと橙が広がる。
鬼殺隊になってから何度この景色を見たことか。

相変わらずきれいな景色だ。

そんなことを考えながら、蝶屋敷へと足を速めた。

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『や、アオイちゃん』

ア「！、Aさん、しのぶ様なら今は調合室なので、診察室まで呼びますね」

『さすが、仕事が早いね』

蝶屋敷の人たちや隠、隊士達とは基本的に仲が良い。
もちろん、柱とも。

俺のも性分上、人間とは大抵仲良くなれるものだ。
と考えている。

し「あら、五色さん。柱合会議ぶりですね」

『あぁ、久しぶり。ウチの鴉が蝶屋敷行っていいって許可が出たからさ、治療してもらいに来た』

し「五色さんとこの鴉は厳しいですからね、ちゃんと寝れてます？」

『んー、、あんまり』

し「あらあら、こんなにザックリ」

そういいながら容赦なく傷口をえぐってくる。
正直鬼にやられるよりしのぶちゃんの治療のほうが痛い。

し「2週間ほどウチで休んでってください」

俺の平穏が2週間訪れることとなった。
当の鴉は今頃すみちゃんたちにお風呂に入れてもらっている頃だろう。