【鬼滅の刃】鬼になるなんてどうかしてる

（伍）なんか小さくなってません？ ページ8

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『……本題に入るぞ
お前からは人を喰った匂いがしない

にも関わらずその強さ、これは到底人を喰わずして手に入れられるものでもない

─────何をしたんだ』




「えっ何も。記憶とかないし わかんないけど？」




わからないことは答えられない

なにせ私からは家族とか友人とか、そういう記憶がすっぽり抜けている






『……そうか。その幼さだ、無理もないだろう


だが───血鬼術はどこで修得した？おいそれと出来るものでもないはずだ』





えぇー、これも答えずらいな… なんとなく？雰囲気で？




あっ この視線はそんな答えじゃ納得してくれないやつだ






「う〜ん…………



ってあれ？今私のこと “幼い”って言った？」



今そんなことに突っ込んでる場合じゃないのは分かる。分かるけどさぁ




この世界で１６といえば充分大人じゃないか？

いくらなんでも幼いって言われるのは心外だぞ






『？ ５つやそこらの幼子を幼いと言うのは
普通であろう』




───は？




何言ってるんだこの人


こんな体格のいい５才児なんているわけないだろう




よく見ろ この腕を、足の長さを───ながさ、を……







「短くなってるぅぅぅぅ！！！！？」





なんで なんで なんで！？全部縮んでる！？
これじゃ５才にみえても仕方ないね！？





『む、義勇よ 元からこの姿ではなかったのか？』






「…ええ、まぁ。運んでいる途中で小さくなったので おそらく力を蓄えている最中なのではないかと」






「っっ！そーゆー大事なことは先に言おう！？逆になんで言わなかった！！
どーしよ！？え？これもはや幼女じゃね？幼女じゃん、幼女だよ！！？」



もはや自分ですら何いってるか分かってない







『……………………うむ。致し方あるまい』






………どの辺が？


なんて思ってたらおもむろに立ち上がったお面の人が





いつの間にか、刀を抜いていた

（伍─弐）→←（肆）どうやら保護（捕獲）されたようです

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