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「今日はこのまま....たくさん、口に.....し、してほしいです」
「........」
「......だめ.....ですか?」
煉獄さんが力なく私の上に覆い被さる。
息苦しそうにじっと私にくっついている。
「大丈夫ですか」
「....大丈夫なわけがあるか」
それから何度も何度も煉獄さんと口づけをした。
「....れ、....んごくさん、」
「...なんだもうバテたのか。
たくさんしたいと言ったのは君だろう」
「....っ、」
腰の奥がジンジンと疼いて変な感じがする。
頭もくらくらして意識が朦朧とする。
煉獄さんが口づけする度に腰が反応して動いてしまう。
「.....っ....ぁ、.....」
苦しい。けど心地いい。
こんな感覚になったのは初めてだ。
「........なんて顔をしているんだ...まったく、」
煉獄さんはぐっと耐えるように
優しく後ろから抱きしめてきた。
顔が見えないうちに必死に呼吸を整える。
.
数分後
煉獄さんが少し待っていなさいと、
部屋を出ていってしまった。
水でも飲みに行ったのだろうか。
一人になった途端
恥ずかしさが込み上げてきて布団に潜りこんだ。
「.........ッ」
____煉獄さんの匂いがする。
少しうとうとしていると煉獄さんが戻ってきた。
「....起きているか」
布団の中に隠れている私に問いかける。
「....はい」
「おいで」
「......っ....」
煉獄さんの方に身体を向け
差し出された腕に頭をおくと
優しく優しく撫でてくれた。
そして、とても優しい声で
「愛している」
と、私の頬に口づけをしてきた。
「....ずっとお傍にいさせて下さい」
私は温かいその腕に包み込まれながら眠りについた。
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作者名:もち | 作成日時:2020年11月16日 19時