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すると煉獄さんは体重を預けるように
私の肩に顔を埋めてきた。

呼吸がだいぶ乱れている。

「すまない、必死に抑えようと努力はしているのだが少し厳しいようだ」

私は煉獄さんの背中にそっと手を回した。

「.....ら、乱暴に...しないで下さいね
....口づけだって...は、初めてなんです....から、」

「...そうか」

煉獄さんは三秒くらい私の目を見つめて
そっと唇を重ねた。

吸い付くように何度も何度も角度を変えて
優しく、慎重に、ゆっくりと

「........っ」

唇を舐められて身体がびくんと後ずさりする。

「....そんなに力まなくていい」

「....ん、っ.....、っ.....」



舌が入る度にくちゅといやらしい音が聞こえてきて泣きそうなほど恥ずかしいのに、頭の中が煉獄さんでいっぱいで。

好きな気持ちがどんどん溢れてきてしまう。









「......っん、....くるし......い....」


ごくんと唾を飲み煉獄さんに応えるように舌を絡める。


「下手すぎて笑ってしまうな」

「....っ、」

「もうどうなっても知らんぞ」



煉獄さんは私を押し倒し、再び深く口づけしてきた。


抵抗したいのに力が入らない。
熱いそれが唇から耳に移動してきた。

「....っ......、」

ぞくぞくっと身体が震える。

「.....ん.......っ....やだ」

耳を舐められる度にびくんと身体が反応し
意識が飛びそうになってしまう。



そんな中、突然ゴリッとしたものが
太ももにあたった。

「........?」

「......どうした」

「....脚に......何かあたって....」

「.........」

「....なんでしょう?」

煉獄さんはとても困ってしまった。



「君はこんな事すら知らんのか」

「.....?」

「......身体が興奮しているのだ、気にするな」


その言葉の意味を必死に理解しようとする。








「.................

....すみ、すみません....り、理解しました」

恥ずかしさのあまり両手で顔を隠す。

煉獄さんはそんな私の手首を掴み固定する。


「.....んっ、..ッ.....っ」


そしてまた深い深い口づけをしてきた。

太ももにあたるそれの意味を理解してしまい
余計に身体が反応してしまう。







煉獄さんの手が私の帯に伸びていく。

「....ま、....待っ....てくださ...」

その手をギュッと握る。

「......嫌か」

「...いや、ではないです....が」

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作者名:もち | 作成日時:2020年11月16日 19時

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