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「昨日はどこに行っていたんです?心配しましたよ」
朝食を食べていると突然しのぶさんがよく分からない事を言ってきた。
「.......?」
「煉獄さんにはお会いできましたか?」
「....どういうことでしょう」
しのぶさんが言うには昨日の晩、煉獄さんが蝶屋敷に来たらしい。
私が裏門から屋敷に帰ったのでしのぶさんは私が帰っていないと勘違いをして、それが煉獄さんに伝わり、煉獄さんが飛び出していったと。
なんだか大事になってしまっていたようだ。
昨日の鎹鴉は煉獄さんの鎹鴉だったのかもしれない。
私は急いで朝食を食べた。
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「煉獄さん!」
煉獄さんの顔はとても疲れていて目の下にうっすら隈があった。
「...昨日は何処をほつき歩いていたんだ!」
「すみません...実は...」
「つまりずっと部屋で寝ていたのか?」
「...はい」
煉獄さんは深いため息をついた。
「まったくよもやよもやだ。
.........まあいい。
それより何故そんなに目を腫らしている」
「........寝すぎて浮腫んでしまったようです」
「嘘をつきなさい。
昨日君が泣きながら歩いていたと宇髄から聞いたが」
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作者名:もち | 作成日時:2020年11月16日 19時