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「と、突然目を開けたらびっくりするじゃないですか。

........やりにくいので目を閉じて下さい」





全然目を閉じてくれず
私は無心で黙々とガーゼを取り替えた。




「これでよし、と」




「手際が良いな、お父上から学んだのか?」


「はい。怪我人の手当を手伝った事も多々あったので、少し慣れています」



「そうか」





.





「....!」



突然、手が暖かくなったかと思えば
煉獄さんが私の手を自分の頬に優しく擦り寄せてきた。




「.......すりすりしないで下さい」


「君の手はいつも冷たくて気持ち良いな」


こっちの気も知らないでずいぶん楽しそうだ。



「.......」




.





「.....あの、手を....離してもらえませんか」


「ああ、」


言葉とは裏腹に煉獄さんの擦り寄せる力は
段々と強くなっていった。


「.....ちょ、っと....」

.

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作者名:もち | 作成日時:2020年11月16日 19時

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