今日:63 hit、昨日:55 hit、合計:612,961 hit
小|中|大
45 ページ2
.
「と、突然目を開けたらびっくりするじゃないですか。
........やりにくいので目を閉じて下さい」
全然目を閉じてくれず
私は無心で黙々とガーゼを取り替えた。
「これでよし、と」
「手際が良いな、お父上から学んだのか?」
「はい。怪我人の手当を手伝った事も多々あったので、少し慣れています」
「そうか」
.
「....!」
突然、手が暖かくなったかと思えば
煉獄さんが私の手を自分の頬に優しく擦り寄せてきた。
「.......すりすりしないで下さい」
「君の手はいつも冷たくて気持ち良いな」
こっちの気も知らないでずいぶん楽しそうだ。
「.......」
.
「.....あの、手を....離してもらえませんか」
「ああ、」
言葉とは裏腹に煉獄さんの擦り寄せる力は
段々と強くなっていった。
「.....ちょ、っと....」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
1556人がお気に入り
1556人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
設定タグ:鬼滅の刃
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:もち | 作成日時:2020年11月16日 19時