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「これすら持てないようでは剣士は無理だ！潔く諦める事だ！」
木箱を持ち上げる事だけに集中した。
立ち上がってもすぐにふらついてしまう。
歩くなんて無理だ。
「担いでいかないとダメでしょうか」
「うむ！方法は問わない！」
「で、では....」
私は木箱を開け、中に入っている鉛を取り出した。
「手で持って行きます！」
「はは！それは面白い提案だ！よもや！」
初日から無理、できません、は通用しない。
どんな手段を使ってでも
煉獄さんに言われた指示を成し遂げないと。
＿＿＿ドン
.....ダメだ。
持ち上げるだけでいっぱいいっぱいで、
すぐに身体がふらついてしまう。
「さあどうする！諦めるか！」
どうしよう。
初日からお先真っ暗なんですが.....
「何をしているんだ」
「おお、宇髄！この少女が俺の弟子になったのだ！今日は記念すべき初鍛錬だ！」
「この女が.....弟子？」
「.....！はじめまして。
さ、佐久良 A と申します」
怖そうな人だ...
「.....で、派手に苦戦しているみたいだがその木箱で何をしている」
「これを担ぎ山を登れと命じたのだが！しかし！見ての通り立ち上がることすらできないのだ！よもや！」
「貸せ」
「え、....あ、」
軽々と木箱持ち上げる宇髄さん。
「.......お前はこの女がこれを持ち上げられると本気で思っているのか？」
「うむ！」
「俺は決して甘やかして言ってるわけではない。
明らかにこれは無理だ。これを持てるのは胡蝶や甘露寺くらいだろ」
「一応これでも優しくしているつもりだが.......では！」
煉獄さんは木箱から鉛を半分取り出した。
「よい、しょっと」
再び木箱を担ぐ。
多少ふらついてしまうがこれなら歩けそう。
「.....い、行ってまいります」
「うむ！気をつけて行ってきなさい！」
宇髄さんに頭を下げ、歩きだした。
「ああ、先ほども伝えたが、鬼が出る危険がある！必ず日が沈む前には戻ってくるように！」
「はい....！」
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もち(プロフ) - ぶどうさん» ぶどうさん、はじめまして！コメントありがとうございます！煉獄さんの小説で初めて書いた作品なのでそう言っていただけてとても嬉しいです(*^^*)！優しい煉獄さんたまらないですよねえ(TωT) (2021年2月11日 21時) (
レス) id: 825ae5ee71 (このIDを非表示/違反報告)
ぶどう - 面白いです!煉獄さんが優しくてキュンキュンしてます！ (2021年2月7日 7時) (レス) id: 87d010c47c (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - tsukiさん» tsukiさん、はじめまして！そう言ってもらえてとても嬉しいです！！ありがとうございます＾＾続編も胸きゅんさせられるように頑張ります♪ (2020年12月6日 20時) (レス) id: 2fde58b1d2 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - サミさん» サミさん、はじめまして！最高の褒め言葉ありがとうございます。嬉しいです。引き続きよろしくお願いします♪ (2020年12月6日 20時) (レス) id: 2fde58b1d2 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - はむぼしさん» はむぼしさん、はじめまして！ありがとうございます！面白いのかなあと少し不安でしたがそう言っていただけてとても嬉しいです；；その後の関係も一生懸命考えているので少々お待ちください＾＾♪ (2020年12月6日 20時) (レス) id: 2fde58b1d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もち
| 作成日時：2020年11月6日 17時
