検索窓
今日:12 hit、昨日:24 hit、合計:859,329 hit

 41 ページ41

.




人喰い鬼だ。




初めて鬼が人間を喰らっている姿を見た私は目の前の光景に唖然とした。




『 あぁ?誰だ貴様は 』

「.....ッ」

『 その格好は鬼殺隊ではないなぁ?ただの剣士かぁ? 』


怯むな、落ち着け。
煉獄さんの言葉を思い出せ。


《 よいか、A。鬼が突然目の前に現れたとしても慌てるな。ただ突っ込めば良いというわけではない 》


《 鬼に遭遇したらまず少し距離をとりなさい 》



「......(距離をとる)」


『 怖気ついて逃げるのか、人間の女 』


《 距離をとったら刀を抜き身体中の神経を集中させろ》


《 実戦経験も少ないのでおそらく正面から刀を振り下ろしても躱されてしまう。

しかしAの強みでもあるそのズバ抜けた速度なら、鬼の後ろに回りこむ事はできる。

回りこんだら一気に首を斬ろ 》


「......(後ろに回りこむ)」



『 ギャハハハ !それで攻撃しているつもりか? 』





「....ッ」

呆気なく躱されてしまった。

と思っているうちに目の前には鬼の顔が。




________!






゙ 戦闘中に目を閉じたらダメだ ゙





「.......!!!!!!」


私は鬼の攻撃を躱し後ろに回りこみ刀を振り下ろした。




斬った手応えをしっかりと感じた。

鬼は砕け散り消滅した。

どうやって斬ったか覚えていないけど、

「............煉獄さん、私、鬼を倒しましたよ」


一気に体の力が抜けて地面に座り込んだ。







______!


すると再び殺気を感じ、後ろを振り向くと
今度は先程の二倍はある図体の鬼が、こちらに向かって攻撃してきた。


二回ほど躱したが三回目で勢いよく木に打ちつけられ、その衝撃で頭を打ってしまった。

まずい、意識が朦朧とする。




「........ッ...」

私はこのまま死んでしまうのだろうか。

まだお礼もなにも伝えられていないのに。








.







『 炎の呼吸 壱ノ型 不知火 』









.

 42→← 40



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1836人がお気に入り
設定タグ:煉獄杏寿郎 , 鬼滅の刃
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

もち(プロフ) - ぶどうさん» ぶどうさん、はじめまして!コメントありがとうございます!煉獄さんの小説で初めて書いた作品なのでそう言っていただけてとても嬉しいです(*^^*)!優しい煉獄さんたまらないですよねえ(TωT) (2021年2月11日 21時) (レス) id: 825ae5ee71 (このIDを非表示/違反報告)
ぶどう - 面白いです!煉獄さんが優しくてキュンキュンしてます! (2021年2月7日 7時) (レス) id: 87d010c47c (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - tsukiさん» tsukiさん、はじめまして!そう言ってもらえてとても嬉しいです!!ありがとうございます^^続編も胸きゅんさせられるように頑張ります♪ (2020年12月6日 20時) (レス) id: 2fde58b1d2 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - サミさん» サミさん、はじめまして!最高の褒め言葉ありがとうございます。嬉しいです。引き続きよろしくお願いします♪ (2020年12月6日 20時) (レス) id: 2fde58b1d2 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - はむぼしさん» はむぼしさん、はじめまして!ありがとうございます!面白いのかなあと少し不安でしたがそう言っていただけてとても嬉しいです;;その後の関係も一生懸命考えているので少々お待ちください^^♪ (2020年12月6日 20時) (レス) id: 2fde58b1d2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:もち | 作成日時:2020年11月6日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。