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「今日もお勤めご苦労様です。
おにぎりを握ったから食べていかれなさいな」
「炎柱様に差し入れ持ってきたぜ!」
この村の方たちはとても温かい。
お館様に村の見回りを命じられ数日前から足を運んでいた。
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「......こ、殺すなら私を殺せ」
鬼を目の前にして武器も持たず身体を震わせながら叫ぶ少女。
迷いがない真っ直ぐな美しい瞳だった。
鬼が消えると子供達は少女から離れ
俺にしがみつくように泣いていた。
「よく頑張った!偉いぞ!」
力なく座り込む少女の元へ向かう。
「.......私も鬼を倒したいです」
近くで見ると本当に綺麗な瞳をしている。
しかしそんな細い腕と身体では正直無理だ。
刀すら持っていないではないか。
「うーん!先は長いな!」
どうしたものか、と考えていると
少女は俺の羽織を掴み、泣きそうな表情でこちらを見てきた。
『 弱き人を助けることは、強く生まれた者の責務です 』
俺はこの真っ直ぐな瞳に弱いようだ。
「よし!俺の弟子にしてやろう!!」
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もち(プロフ) - ぶどうさん» ぶどうさん、はじめまして!コメントありがとうございます!煉獄さんの小説で初めて書いた作品なのでそう言っていただけてとても嬉しいです(*^^*)!優しい煉獄さんたまらないですよねえ(TωT) (2021年2月11日 21時) (レス) id: 825ae5ee71 (このIDを非表示/違反報告)
ぶどう - 面白いです!煉獄さんが優しくてキュンキュンしてます! (2021年2月7日 7時) (レス) id: 87d010c47c (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - tsukiさん» tsukiさん、はじめまして!そう言ってもらえてとても嬉しいです!!ありがとうございます^^続編も胸きゅんさせられるように頑張ります♪ (2020年12月6日 20時) (レス) id: 2fde58b1d2 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - サミさん» サミさん、はじめまして!最高の褒め言葉ありがとうございます。嬉しいです。引き続きよろしくお願いします♪ (2020年12月6日 20時) (レス) id: 2fde58b1d2 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - はむぼしさん» はむぼしさん、はじめまして!ありがとうございます!面白いのかなあと少し不安でしたがそう言っていただけてとても嬉しいです;;その後の関係も一生懸命考えているので少々お待ちください^^♪ (2020年12月6日 20時) (レス) id: 2fde58b1d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もち | 作成日時:2020年11月6日 17時