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翌日





私はあれから煉獄さんに託された刀を肌身離さず持っている。

なんとなく煉獄さんが近くにいてくれるような気がして。

って、たった二日離れるだけで少し大袈裟だろうか。


そんな事を考えながら蝶屋敷の廊下を歩いていると
誰かにぶつかる衝撃と共に思いっきり尻餅をついてしまった。




「....いたた.......」


咄嗟に見上げると顔や身体に大きな傷跡がある
とても恐ろしい目をした人がこちらを睨んでいた。

「いってェな、誰だてめェ」

その人は私の前にドカっとしゃがみこみ
今から鬼でも殺すのか、というほど恐ろしい目で私の顔を覗き込んできた。

私は鬼ではありませんよ。

「た、たたいへん、失礼しました」

殺気みたいな威圧感で後ずさりしてしまう。

「...俺の言った事が聞こえてなかったのか?テメェは誰だと聞いている」



「............わ、たしは」








鬼殺隊にこんな怖い人がいたとは。
煉獄さんとは大違いだ。

「....佐久良 A と申します。」

「ああ、お前が煉獄が言ってた弟子か」

「....大変失礼ですが、貴方は煉獄さんのお知り合いですか」

「俺は風柱、不死川実弥だ」

「....!」

この前、菓子屋に行った帰り際に煉獄さんがお土産におはぎを買っていた事を思い出した。

風柱の好物だって言ってたっけ。

それにしてもなんでそんなにジロジロと私を見ているのですか。


「なんで煉獄はこんな女を弟子にしたんだ。理解に苦しむ」


な、なんて失礼な人なんだ。
いくら柱とはいえ、もう少し言葉を選んでほしい。



「ァ?なんだその口の利き方は」

まずい、心の声が口に出てしまっていたようだ。




「....たたたたた大変失礼しました」


不死川さんはフンっと言って立ち上がるとどこかに行ってしまった。





私の師範は優しい人で良かった。


もう煉獄さんに会いたくなってしまっている。





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もち(プロフ) - ぶどうさん» ぶどうさん、はじめまして!コメントありがとうございます!煉獄さんの小説で初めて書いた作品なのでそう言っていただけてとても嬉しいです(*^^*)!優しい煉獄さんたまらないですよねえ(TωT) (2021年2月11日 21時) (レス) id: 825ae5ee71 (このIDを非表示/違反報告)
ぶどう - 面白いです!煉獄さんが優しくてキュンキュンしてます! (2021年2月7日 7時) (レス) id: 87d010c47c (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - tsukiさん» tsukiさん、はじめまして!そう言ってもらえてとても嬉しいです!!ありがとうございます^^続編も胸きゅんさせられるように頑張ります♪ (2020年12月6日 20時) (レス) id: 2fde58b1d2 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - サミさん» サミさん、はじめまして!最高の褒め言葉ありがとうございます。嬉しいです。引き続きよろしくお願いします♪ (2020年12月6日 20時) (レス) id: 2fde58b1d2 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - はむぼしさん» はむぼしさん、はじめまして!ありがとうございます!面白いのかなあと少し不安でしたがそう言っていただけてとても嬉しいです;;その後の関係も一生懸命考えているので少々お待ちください^^♪ (2020年12月6日 20時) (レス) id: 2fde58b1d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もち | 作成日時:2020年11月6日 17時

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