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翌日、木刀訓練中に転んでしまった私は土を落とすため手を洗っていた。


「....?」

なぜ煉獄さんはこんなに近くに寄ってくるんだろうか。圧がすごいのですが........。

「......煉獄さん、近くないですか?」

「俺が近づいてはダメか」

「........え.....っとダメと言うわけでは....ないですけど....ちょっと、びっくりしてしまいます」


煉獄さんはよしよしと言いながら少し強引に頭を撫でてきた。


「本当に君は愛いな!」


い、いきなり何を言っているのですか。






.






するとまた煉獄さんがとんでもない事を言ってきた。



「今から手合わせをするぞ!!!!!」


手合わせとはあの手合わせですか.....


「私のようなひよっこが煉獄さんの相手になるわけが....」


「手合わせと言っても勝ち負けは意識しなくて良い!
これは実践練習だ!今の君では本番にいきなり戦えと言っても無理だろう!」


「....分かりました。よろしくお願いします!」









_____________




「では始める」


一気に身体中に緊張感が走った。




煉獄さんが一向に打ち込んでこないので覚悟を決めて木刀を振り上げた。

_____ピシッ

振り下ろそうとした瞬間、鼻と目の間に木刀が寸止め状態になっていて、煉獄さんの木刀だと気づいた。

周りの空気が一瞬止まったかのような錯覚と同時に思わず目をギュッと閉じてしまった。

「こら、目を閉じたらダメだ。
早く俺から距離をとって体勢を立て直しなさい!」



再び距離をとり、勢いよく木刀を振り下ろしてみたが、また同じだ。


五回それを繰り返し木刀の角度をかえて煉獄さんに振り下ろしたが呆気なく躱されてしまった。


「次はこちらから行くぞ」


煉獄さんは次々に木刀を打ち込んできた。

「.......ッ!」

早くて的確で、とても重い。









私は地面に尻餅をついてしまった。




「座っていいと言っていないぞ!!早く立て!!」

「.........ッ」


息切れがとても酷く返事をするのも困難だ。





再び立ち上がり攻撃を躱しているうちにどんどんと後方へ追い込まれ、背中が壁についてしまい逃げ場を失った。


「......わわっ」



煉獄さんが勢いよく木刀を振り下す。



「......っ」



「だから戦闘中に目を閉じるなと言っただろう!まったく!」



煉獄さんは私の頭を軽く木刀で叩いてきた。



「い、命拾いしました.....」

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もち(プロフ) - ぶどうさん» ぶどうさん、はじめまして!コメントありがとうございます!煉獄さんの小説で初めて書いた作品なのでそう言っていただけてとても嬉しいです(*^^*)!優しい煉獄さんたまらないですよねえ(TωT) (2021年2月11日 21時) (レス) id: 825ae5ee71 (このIDを非表示/違反報告)
ぶどう - 面白いです!煉獄さんが優しくてキュンキュンしてます! (2021年2月7日 7時) (レス) id: 87d010c47c (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - tsukiさん» tsukiさん、はじめまして!そう言ってもらえてとても嬉しいです!!ありがとうございます^^続編も胸きゅんさせられるように頑張ります♪ (2020年12月6日 20時) (レス) id: 2fde58b1d2 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - サミさん» サミさん、はじめまして!最高の褒め言葉ありがとうございます。嬉しいです。引き続きよろしくお願いします♪ (2020年12月6日 20時) (レス) id: 2fde58b1d2 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - はむぼしさん» はむぼしさん、はじめまして!ありがとうございます!面白いのかなあと少し不安でしたがそう言っていただけてとても嬉しいです;;その後の関係も一生懸命考えているので少々お待ちください^^♪ (2020年12月6日 20時) (レス) id: 2fde58b1d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もち | 作成日時:2020年11月6日 17時

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