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煉獄さんは鉛の入った木箱を軽々と持ち上げ歩き出した。
煉獄邸で初訓練のご褒美に夕食をご馳走してくれると言うので、少し緊張しつつも煉獄さんについて行った。
「どうした、顔が暗いぞ!!!」
こんなに過酷で孤独に押しつぶされそうになった事は初めてで、達成感はあるものの、今後の不安が心に募り、顔に出てしまっていたようだ。
「..........私も煉獄さんのように強くなれるでしょうか」
「なれる!心配するな!!!
この俺がなれると言ったらなれる!!!」
「..............」
「まずは己の限界を知り、それを理解し、そして受け入れろ!強くなれるかなれないかを考えるのではなく、強くなるためには今何ができるか、それだけを考えること!」
「...............っ」
「君は強くなりたいのだろう!だから俺の元へきた!」
首を立てに振り煉獄さんの目を見る。
「うむ!そんなに落ち込むな!初日でこれは上出来!気を落とす事はなにもない!」
本当に煉獄さんは太陽みたいに温かい人だ。
「........っ」
目の奥が熱くなってきてしまった。
「今日の訓練を二時間以内で完遂できるようになるまで明日から毎日山だ!」
「...これを、に、二時間.....?!」
驚きすぎて涙も引っ込んだ。
煉獄さんは帰り道に自分の家族の話をしてくれた。
母は病で亡くなり、父は少し変わり者、俺に似た強い弟がいると話してくれた。
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もち(プロフ) - ぶどうさん» ぶどうさん、はじめまして!コメントありがとうございます!煉獄さんの小説で初めて書いた作品なのでそう言っていただけてとても嬉しいです(*^^*)!優しい煉獄さんたまらないですよねえ(TωT) (2021年2月11日 21時) (レス) id: 825ae5ee71 (このIDを非表示/違反報告)
ぶどう - 面白いです!煉獄さんが優しくてキュンキュンしてます! (2021年2月7日 7時) (レス) id: 87d010c47c (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - tsukiさん» tsukiさん、はじめまして!そう言ってもらえてとても嬉しいです!!ありがとうございます^^続編も胸きゅんさせられるように頑張ります♪ (2020年12月6日 20時) (レス) id: 2fde58b1d2 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - サミさん» サミさん、はじめまして!最高の褒め言葉ありがとうございます。嬉しいです。引き続きよろしくお願いします♪ (2020年12月6日 20時) (レス) id: 2fde58b1d2 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - はむぼしさん» はむぼしさん、はじめまして!ありがとうございます!面白いのかなあと少し不安でしたがそう言っていただけてとても嬉しいです;;その後の関係も一生懸命考えているので少々お待ちください^^♪ (2020年12月6日 20時) (レス) id: 2fde58b1d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もち | 作成日時:2020年11月6日 17時