9話 かまぼこ隊 ページ9
炭治郎SIDE_________________
「こんにちは、お邪魔してもいいですか?」
と突然やって来たAさん
暴れちゃいけないのにまた跳び上がろうとする善逸
真ん中に椅子を用意すると
彼女は膝にお膳を置いてちょこんと座った
出逢った時から、なんだか不思議なにおいがした
初めてのにおいだから、よくわからない
あと少し懐かしい匂いが交じっている気がする
この人と会ったのは初めてのはずなのに
それに柱なのにすごく丁寧、しのぶさんみたい
『突然ごめんなさい、私は_ 』
「なんだお前、変な感じ」
『変?』
「いい伊之助!なんてこというんだ!!
Aさんはな柱なんだぞ!天柱!」
「柱ぁ?」
「すみません悪気があったわけじゃないんです」
『大丈夫分かってるよ、そうか変かぁ』
「お落ち込まないで〜いい意味でです!
なぁ伊之助!」
「お前強いのか」
『ふふ直線的な人だな、私よく言われるの、変って
だから何とも思ってないよ、ありがとう善逸君』
「名前!もう覚えてくれたんですか!?!
善逸嬉しい!!我妻善逸って言います!」
「俺は竈門炭治郎です、それでこっちが_ 」
「嘴平伊之助」
『私は天柱の旭日Aです
申し遅れました、よろしく
ね、どういう字書くの?私のこの手帳に書いて』
懐から綺麗な革の手帳を取り出した
年季の入った手帳入れだ
ぺらっとめくると前のページには
柱の人の名前が書かれていた
いつも人に名前を書いてもらうんだろうか
『私まだ柱になったばかりなの、
だから敬語じゃなくていいよ
年も、おなじくらいかな?私はこの間16になったよ』
「!柱だからもっと年上かと、」
「ばか炭治郎!女性になんんって失礼なことを言うんだ!!」
「八ッすみません!」
『いいのいいの私もみんなの方が年上だと思ってた
大人びてるから
私、同期に仲いい人がいなくて
友達になってくれたら嬉しいな』
「っもっっちろん!いくらでもなるよ!
Aちゃんの頼みなら何でも聞きますとも!」
「俺たちで良ければ!」
『ありがとう!』
「子分ならしてやってもいいぜ」
『それじゃよろしくです、親分!』
柱って言うからつい身構えてしまったけど
そうか、俺たちと年も変わらないんだなと思った
今も興味津々で伊之助の被り物を眺めている
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紗夜菜(プロフ) - はいっ!更新楽しみにしています。 (2020年4月21日 13時) (レス) id: feb92a0363 (このIDを非表示/違反報告)
紗夜菜(プロフ) - いえいえ、誰にでも間違いはつきものなので! (2020年4月21日 7時) (レス) id: feb92a0363 (このIDを非表示/違反報告)
紗夜菜(プロフ) - 冨岡さんの「冨」は、「富」では、ないですよ。 (2020年4月20日 17時) (レス) id: feb92a0363 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みそ | 作成日時:2020年2月3日 1時