検索窓
今日:4 hit、昨日:14 hit、合計:151,998 hit

30話 勘 ページ30

宇随SIDE_______________




夜になった
そして、京極屋北の部屋には、鬼がいた
Aの言った通り、まさに狩りに出ようとするところだった




「へぇ何アンタ、どうしてここが分かったの?
柱だから?」


「俺が祭りの神だからだ!!」


そういってすぐあっけなく首が切れてしまった
拍子抜けだ
ついてきた炭治郎は目を丸くしている
もう上弦を倒してしまった、と

でも、なんだろうな感覚が軽すぎる、手ごたえがない
なにかおかしい
上弦だと考えていたが、まるでそうは思えない



「よくもアタシの頸を斬ったわね!!ただじゃおかないから!!!」


「お前本当に上弦かよ、弱すぎだろ」


「許さない許さない!!!」





...頸を斬ってるのに体が崩れない
なんで喋れるんだ
、、、そうか!Aが言っていた違和感はこれだったのか
欠けていた、のはこれだったんだな!!



「見つけたぞ!!片割れぇッッ!!」




______________________
______________________

ASIDE_______________



「うぉし!俺は荻元屋の通路から鬼を追うぜ
鬼がいたら合図をする!!」


『分かった!その間に私は遊郭の人たちを避難させる
ド派手な戦いになりそうだから!』



伊之助の合図が来るまでに急いで避難させないと
戦いに巻き込まれてしまう、巻き込んでしまう

もう嫌なんだ、人が死ぬのを見るのは




京極屋、蕨姫のいる場所からは特に遠ざけないと...
はッ、と思いついて私は京極屋の近くから大きく狼煙を上げた
そして、高台に上り半鐘を煩く鳴らした
『火事だ!』と喉が枯れんばかりに叫んだ





__________________________

__________________________

善逸SIDE_______________


俺は遊郭の中心から少し離れた切見世へ行った
宇随さんのお嫁さんがいるという


中に入ると暴れていた帯を制し、その人に駆け寄る


「ひ、雛鶴さんですか?俺は宇随さんの部下です助けに来ました!」


「ありがとう、、天元様...」


「あっこ、これを!解毒薬!すぐに効くはずですから」



にしても、こんな美人を傷つけるなんて、最低な鬼だ
絶対に俺たちで首を斬ってやる


と、思っていると
ドでかい半鐘の音が響いた
耳を澄ませると
Aの『火事だ』という声が微かに聞こえる
そうか、


「え...火事、?」


「いや、仲間が人を避難させています」

31話 勘→←29話 決行



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (39 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
119人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 水柱 , 富岡義勇
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

紗夜菜(プロフ) - はいっ!更新楽しみにしています。 (2020年4月21日 13時) (レス) id: feb92a0363 (このIDを非表示/違反報告)
紗夜菜(プロフ) - いえいえ、誰にでも間違いはつきものなので! (2020年4月21日 7時) (レス) id: feb92a0363 (このIDを非表示/違反報告)
紗夜菜(プロフ) - 冨岡さんの「冨」は、「富」では、ないですよ。 (2020年4月20日 17時) (レス) id: feb92a0363 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みそ | 作成日時:2020年2月3日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。