【鬼滅の刃】継子になりたかった【水柱】

29話 決行 ページ29

その夜、定期連絡へ



『京極屋の蕨姫花魁が鬼です』

「絶対確かだ、音も聞いたから」



私と善逸が顔を合わせて報告する
宇随さんもいつにも増して神妙な表情



「そうか...、でかしたA、善逸」

『しかも相当人を食ってる、
またすぐにでも狩りに出ます...今夜にでも』

「そりゃまた勘か？」

『勘です』

「それも上弦です！そういう音がした！」


『うん...だけどなんだか違和感があった
この間戦った、上弦の参 と比べて何か欠けていた気がするんです』


「俺のところにもなんかいるぜこーゆーのが!!」

「素性は分かった、決行は今夜
嫁の情報も、感謝する」



「まきをの情報を掴んだのは俺だ！俺が行くぜ!!」

『それじゃあ私も伊之助と
それから戦闘に準じて民間人に避難をさせます
、私の技では巻き込みかねないので』



宇随さんは一瞬考えてから承諾した
それから炭治郎と善逸にも指示を出した
すると私に向き直って、
額にぴしゃっとでこっぱちを食らわせた





『っな、なにするんですか！』

「Aお前番付上がってんじゃねぇよ
まさかとは思うが何もしてねぇだろうなぁ？」


『何もしてませんよ!善逸もいるのに
宇随さんこそ!遊女の間で話題になってたんですよ』


「こんなに地味な着物着てただろうが」


『じゃあやっぱりこの顔ですね派手なのは！』


「お前もなぁ！目立つからバレてたかもしれねぇぞ！」





宇随さんが私の頬をむぎゅっとつかむ
この屈強な大男め、力が強いんじゃぁ！
言われた通りに潜入捜査してたのに！
やっぱり理不尽だ、この人

炭治郎が私たちの間に割り入って言う





「お二人とも！もう潜入終了なんですから
いいじゃないですか！夜に備えましょう！」


「お前に言われなくても分かってるわ！」

「これから上弦か...」

「びりびりするぜ!!」

「とにかく、お前ら全員死ぬな、絶対にだ
上官命令だ!!まぁAは柱だけどな
A、嫁たちを頼んだぞ」


『はいッ!!』





上弦との戦い、もう二回目だ
だけど柱になってすぐこんなに上弦と対峙するとは

運がいい、それだけ多くの人を救える


私の呼吸は、人を守るためにあるんだって


義勇さん言ってくれたから



頑張ります




絶対に誰も死なせない

誰も死なない気がするの、勘だけど

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