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「今日は冨岡のところに行ってたらしいな!」
「·········はい」
「冨岡とはうまくやれたか!」
「··········はい」



炎柱様を数えたせいで水柱様にはだいぶご迷惑をおかけしましたが。



「雨が強くならないうちに戻りますね」

「では送っていこう!」

「いえ、大丈夫です!水柱様から聞きましたよ、今日はこのあと街の調査があるって!こんなところにいないで早く任務に行ってください!」

「うむ!では君を送り届けた後に行こう!」

「····っいえ、大丈夫です」

そう言って羽織を炎柱様の手元に押し付ける。






きっと炎柱様がこうやってからかってくる原因は私にもある。

同じことを繰り返さないためには私が変わらないといけない。






「どうしたんだ?君らしくもない」

「今日は一人になりたい気分···というか!」

「そうか!しかし俺は君といたい気分だ!!!」

「······っ」


君に話したい事もあるしな、と言って
私の髪を梳くように撫でる炎柱様。







とても気になるけど今聞いたらまた心が揺れてしまう。



そんな気がした。



「それはまた今度聞きます!」

「今度とはいつだ?」

「それは────」



ピカッと空が光ったかと思えば大きな落雷の音が聞こえてきた。

ザァァと音を立てて、土砂降りの雨が降りそそぐ。
あっという間に辺り一帯は夜のように暗くなった。





「む!いかん!これはひどい雨だ!」


炎柱様は再び私の頭に羽織を被せて
手を引いてきた。






プツン、と何かが切れる音がした。





「····っ·····はなし、て」

「ん?何か言ったか!雨の音で聞こえん!!」







「離してください!!!!!!と言ったんです」


自分で自分を抑える事はもうできなくて、今までにないくらい大きな声を出してしまった。

こうなるともう、ダメだ。



炎柱様は少し困った表情をしている。

雨で前髪がぺたんとおでこに張り付いてて、眉尻を下げながら私に視線をむけている。



「どうしたんだ?A」

「·········」






つま先に力を入れて、炎柱様の顔を両手で包みこむ。




そのままゆっくり唇を重ねて、









────さようなら





と、小さく呟いた。

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もち(プロフ) - ぽいぽいさん» ぽいぽいさん〜!!コメントありがとうございます!!!!その一言がたまらなく嬉しいです!!(;ω;)♡アニメの煉獄さんカッコよかったですねぇ(;ω;) (2021年10月11日 17時) (レス) id: 825ae5ee71 (このIDを非表示/違反報告)
ぽいぽい(プロフ) - もうなんか大好きです…(語彙力は地球の裏側に落としてきました) (2021年10月8日 18時) (レス) @page34 id: 1142a6ee8a (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - 叶兎さん» こんばんは!作品を読んで下さりありがとうございます!裏はマイページ→設定からフラグ設定をしてもらえると私の作品一覧に出てきます!よろしくお願いします(*´∀`*) (2021年10月5日 20時) (レス) id: 825ae5ee71 (このIDを非表示/違反報告)
叶兎(プロフ) - 裏を読みたいのですがどうしたらいいでしょうか! (2021年9月29日 10時) (レス) @page26 id: 6345f5bd13 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - 新垣南さん» 初めまして。お返事が遅くなり申し訳ございません。コメント見落としておりました(;-;)裏はコンテンツフィルタ設定後、私の作品一覧に出てくるかと思います!対象作品をポチっと押すとパスワードが書いてありますのでお手数ですがよろしくお願いします! (2021年6月11日 23時) (レス) id: 825ae5ee71 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もち | 作成日時:2021年2月14日 17時

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