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その後、考えれば考えるほど今日の炎柱様は理不尽だ！！と腹が立ってきてしまい、私は勢いよく炎柱様を突き飛ばしてその場から逃げ出した。
嘘とはいえ恋人がいると言えば別れろなんて言ってくるし、指切りはなかったことにされるし、怖い顔で睨まれるし。
「ついて来ないでください！！！」
追いかけ回されて、数分が経過。
足の速さには自信があるが汽車よりも早い炎柱様に適うはずもなく、呆気なく隊服の襟を引っ張られた。
そのまま猫の首を持ち上げるみたいに襟を掴まれて身体がびろーんと伸びる。
「わわっ」
「何をそんなに怒っているんだ？」
「離してください！私とっっても怒ってます！」
むん！と怒る私に対して、炎柱様はさほど深刻そうな態度もなく、涼しい顔をしている。一人で怒っているのが段々馬鹿馬鹿しくなってきた。
「だから何故怒っているのかと聞いているだろう？」
「自分の胸に手を当ててよぉく考えてください！！」
言われるがまま、隊服を掴んでいない方の手を自分の胸へと押し当てる炎柱様。
「うーん、よく分からんな！」
「な？！」
「俺は君を好いている。だから他の男のところへ行ってほしくないし、君を誰にも触れさせたくない。それのどこがいけないんだ？」
「……だ、だから…私には恋人がいると言っているでしょう！」
「ではその恋人のところまで案内してくれ！直談判する！」
「っ…しししつこい人は嫌われちゃいますよ」
「大丈夫だ！！」
「……何が大丈夫なんですか」
不意に炎柱様が力をゆるめ、私はストンと地面に着地する。
キリッと眉をつりあげて顔を上げると、またもや炎柱様の顔が近づいてきた。
「君はただ困っているだけで別に俺を嫌っているわけではない。そうだろう？」
「……そ、そうですが」
言ってから、私はハッと口元を押さえた。
自然と口から滑り落ちた言葉に困惑しつつ、炎柱様から目を逸らす。
「恋人がいると嘘をついてまで頑なに俺を拒む理由を教えてくれないか」
………嘘がバレている。
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もち(プロフ) - さゆさん» さゆさん、はじめまして！読んでいただきありがとうございます！裏はパスワードではなくマイページ→設定→コンテンツの設定(18歳以上ですか？にチェック)をしてもらえると私の作品一覧に出てきます！よろしくお願いします！ (2023年4月1日 23時) (
レス) id: c7f5481e11 (このIDを非表示/違反報告)
さゆ(プロフ) - はじめまして！キュンキュンしながら読ませて頂いてます！裏ページを読みたいのですが、パスワードが分からず辿り着けません。どうすれば読めるのでしょうか？宜しくお願いします！ (2023年4月1日 23時) (レス) id: 2c44582f68 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - まっひーさん» まっひーさん！！コメントありがとうございます！嬉しいです！もちもSな煉獄さんが大好きでしてﾌﾌﾌ(´^∀^｀)ﾌﾌ (2021年12月22日 11時) (レス) id: 825ae5ee71 (このIDを非表示/違反報告)
まっひー - うひゃぁ〜！煉獄さんかっこいい！！ (2021年12月21日 20時) (レス) @page43 id: d24aae8d9d (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - 衣世さん» 炎柱様の衣世さん！最後まで読んでいただきありがとうございます！！実にいい響きですね( ｰ̀∀ｰ́ )ニヤニヤしちゃいますw後日談の更新も頑張ります〜！！ (2021年12月17日 14時) (レス) id: 825ae5ee71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もち
| 作成日時：2021年10月5日 10時
