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炎柱様は舌先を覗かせると、傷口を舐めとるように唇を押し当ててきた。
「……っ…」
肩を
「も、いいです」
「………」
「炎柱様！もういいです！」
「…………」
「も、も、もういいですってば、」
「まぁ大した傷ではないが一応あとで胡蝶に薬を塗ってもらうといい」
三回言ってようやく袖が下ろされた。
腕が火傷したみたいに熱い。
「ん？どうした、顔が真っ赤だが」
「…あ、あつ、暑くって」
「暑い？今日はここ最近で一番気温が低いのだがな！」
「………」
突然腕を舐められて正気を保てという方が無理でしょ炎柱様だからとかじゃなくて人間ならば皆こうなるこれが普通だ変な勘違いをしないでいただきたい
「A」
「っ…は……はぃ」
「何故俺から目を逸らすんだ？」
「……目にゴミが入ったようでして」
目をぱちぱちさせ、視線を木に逸らしながら言うと、炎柱様が私の顔を両手でがっちりと挟んできた。強制的に仰向かされ、じぃっと見つめられる。
「愛いな」
「……ぅ？」
「ああ、とても可愛いらしい顔をしている」
「そうでしたか、ではそろそろ訓練をしましょう！」
「その前に抱きしめてもいいだろうか！」
「だ…だめに決まっています！
堂々と指切りを破らないでください…！」
「あれは“君が俺に興味を持つ努力をする”ための指切りじゃなかったか？」
「な？！」
あっけらかんと言いのける炎柱様に開いた口が塞がらない。
もうこうなったら恋人がいる、もしくは、あの世に行くと正直に言ってみようか。
▼仮に恋人がいると言った場合
まだ出会って間もないし「そうか、さすがにそれは諦めよう！」って言ってくれそう。
▼逆にあの世に行くと言った場合
誠実な炎柱様のことだから「命を粗末にする人間は好きになれんな」って幻滅してくれそう。
「A」
私は心の中でよしと唱えて、小さく息を吸う。
───が、
いざ言おうとしたら、それよりも早く、炎柱様の顔が近づいてきた。
私の顔を両手で挟んだまま、鼻先を私の鼻にすりすりと擦りつけてくる。近いなんてもんじゃない。その距離、ぜろせんち。
「どうしたら君に好きになってもらえるだろうか」
「─────」
「君に聞いているのだが？」
「…っ……わ、私、実は……」
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もち(プロフ) - さゆさん» さゆさん、はじめまして！読んでいただきありがとうございます！裏はパスワードではなくマイページ→設定→コンテンツの設定(18歳以上ですか？にチェック)をしてもらえると私の作品一覧に出てきます！よろしくお願いします！ (2023年4月1日 23時) (
レス) id: c7f5481e11 (このIDを非表示/違反報告)
さゆ(プロフ) - はじめまして！キュンキュンしながら読ませて頂いてます！裏ページを読みたいのですが、パスワードが分からず辿り着けません。どうすれば読めるのでしょうか？宜しくお願いします！ (2023年4月1日 23時) (レス) id: 2c44582f68 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - まっひーさん» まっひーさん！！コメントありがとうございます！嬉しいです！もちもSな煉獄さんが大好きでしてﾌﾌﾌ(´^∀^｀)ﾌﾌ (2021年12月22日 11時) (レス) id: 825ae5ee71 (このIDを非表示/違反報告)
まっひー - うひゃぁ〜！煉獄さんかっこいい！！ (2021年12月21日 20時) (レス) @page43 id: d24aae8d9d (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - 衣世さん» 炎柱様の衣世さん！最後まで読んでいただきありがとうございます！！実にいい響きですね( ｰ̀∀ｰ́ )ニヤニヤしちゃいますw後日談の更新も頑張ります〜！！ (2021年12月17日 14時) (レス) id: 825ae5ee71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もち
| 作成日時：2021年10月5日 10時
