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私はまた己の欲望に負けてしまった·······
心に蓋をするかのようにずっとしまい込んでいた炎柱様への想いが、
名を呼ばれた瞬間一気に溢れてきて、炎柱様のことしか考えられなくなってしまって。
そう簡単に忘れることなんてできないと強く実感してしまった。
｢·········｣
でもあの行為に愛なんて、ない。
口づけすらなかった。
はぁとため息をついて感情を抑え込むように手のひらを握りしめる。
ゆっくり深く深呼吸をして屋敷に入った。
『どこ行ってたんだ？』
｢·····っしっしはん｣
とても怖い顔をした師範が玄関にやってきた。
『どこに行っていたのかと聞いている』
｢······蝶屋敷に行っていました！｣
『へえ、そうか。奇遇だな、俺もついさっき行ってきたところだ』
｢····！！！！！｣
『まぁ嘘だが』
·········落ち着け。平常心を保て私。
話題を変えようと今日の夕餉はなんですかと問いかけると、師範が顔を近づけてきた。
｢····っなにか！？｣
『いつもと匂いが違う』
じわりと冷や汗が額に浮かぶ。師範の髪が頬にあたり反射的に一歩後ろに下がると手首を強く掴まれる。
『この匂いは好みじゃねぇな』
｢·····っ、｣
身体が宙に浮き師範に抱きかかえられたと気づく。
そのまま風呂場へ運ばれた。
『脱げ』
｢···は、はい·····？！｣
『洗ってやるから早く脱げ』
｢何を言っているんですか？！？！！｣
『脱がねえなら脱がせるぞ』
｢·····っや、｣
師範の手が帯に伸びてきたと思えば、優しく抱きしめられた。何に対してなのか、よく分からない涙が溢れ出す。
『お前煉獄と付き合ってんの？』
｢·····いえ｣
『なら聞き方を変える。
お前は煉獄の事が好きなのか？』
｢·········っ·······いえ｣
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もち(プロフ) - モネさん» モネさんコメントありがとうございます！キュンキュンしていただけて嬉しいです♡ちょっと強引な煉獄さん最高ですよねぇ(*ﾟ▽ﾟ*) (2021年10月5日 20時) (
レス) id: 825ae5ee71 (このIDを非表示/違反報告)
モネ - キュンってしてしまいました笑笑 (2021年9月27日 1時) (レス) @page49 id: f32c86035e (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - うささん» うさ様、はじめまして！コメントありがとうございます！数ある作品の中から読んでいただけてとても嬉しいです！！裏はマイページから年齢設定後、私の作品一覧へお越しください(*´∀｀*) (2021年9月26日 22時) (レス) id: 825ae5ee71 (このIDを非表示/違反報告)
うさ(プロフ) - もち様はじめまして！楽しく読ませていただいております(*ˊᵕˋ*)裏を読ませていただきたいです。よろしくお願いします！ (2021年9月26日 22時) (レス) id: 339371903f (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - デニムさん» デニム様、作品を読んで下さりありがとうございます。裏はマイページ→設定からフラグ設定をしてもらえると私の作品一覧に出てきます！よろしくお願いします！！ (2021年9月26日 18時) (レス) id: 825ae5ee71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もち
| 作成日時：2021年1月10日 15時
