35 ◆ ページ37
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「では俺も屋敷に戻る！さらばだ！」
『おい待て、まさかとは思うがAと付き合っているのか？』
「む？別に付き合ってはいないが·····
付き合ったら何か困るか？」
『別に困りはしねえが生半可な気持ちでAに手なんか出した日には、容赦なくお前のその首を跳ねる』
冗談混じりに煉獄の後壁にドンと手をつけば、煉獄の顳顬に青筋がピキピキと浮かび上がり、鋭い視線を向けられる。
「彼女のことが心配なのは分かるがその態度は気にくわんな」
『····冗談に決まってんだろうが、何をそんなにピリついてんだ？図星か？』
「まあ·······そうかもしれないな」
『アァ？』
「いやなに···冗談だ！それより久しぶりに手合わせでもどうだ！」
『········』
っとに何を考えているか分からない奴だ。
最近のAを見ていて薄々気になってはいた。
煉獄となんかあるのか、と。
煉獄の話をするAはいつも顔が緩んでいて楽しそうで、出会った当初に比べよく笑うようになった。
少し複雑だがAが幸せならそれでいいと、そう思っていた。
けど
「付き合ったら何か困るか？」
煉獄のこの言葉に、この時初めて動揺心が芽生える。
＊＊＊
＿＿＿＿出会ってひと月が過ぎた頃
突然夜中にAが泣きながら俺の部屋にやってきた。
『どうした、怖い夢でもみたのか？』
「師範はなんで私を····ここに、置い····てくれて、いるんですか」
『.......？』
「鬼殺隊に、入れるためですか」
『なんなんだ突然····ったくしょうがねえな、とりあえずこっちに来い』
身体を起こして寝床をトントンと叩くとAは何も言わずに俺に抱きついてきた。
「夢をみ、て、師範の」
『どんな夢をみたんだ？』
なにやらいつまで経っても鬼殺隊に入れずに俺に愛想をつかされて、屋敷を追い出される夢をみたらしい。
『ははっそりゃ面白い』
「それで····また、一人に、なっ·····て」
『あのなぁ俺は別にお前を鬼殺隊に入れたくて連れて帰ったわけじゃない、ただ俺は「ほ····本当ですか？」
『人の話は最後まで聞け』
「···すみません」
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もち(プロフ) - モネさん» モネさんコメントありがとうございます！キュンキュンしていただけて嬉しいです♡ちょっと強引な煉獄さん最高ですよねぇ(*ﾟ▽ﾟ*) (2021年10月5日 20時) (
レス) id: 825ae5ee71 (このIDを非表示/違反報告)
モネ - キュンってしてしまいました笑笑 (2021年9月27日 1時) (レス) @page49 id: f32c86035e (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - うささん» うさ様、はじめまして！コメントありがとうございます！数ある作品の中から読んでいただけてとても嬉しいです！！裏はマイページから年齢設定後、私の作品一覧へお越しください(*´∀｀*) (2021年9月26日 22時) (レス) id: 825ae5ee71 (このIDを非表示/違反報告)
うさ(プロフ) - もち様はじめまして！楽しく読ませていただいております(*ˊᵕˋ*)裏を読ませていただきたいです。よろしくお願いします！ (2021年9月26日 22時) (レス) id: 339371903f (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - デニムさん» デニム様、作品を読んで下さりありがとうございます。裏はマイページ→設定からフラグ設定をしてもらえると私の作品一覧に出てきます！よろしくお願いします！！ (2021年9月26日 18時) (レス) id: 825ae5ee71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もち
| 作成日時：2021年1月10日 15時
