17 ページ18
.
「選べェ訓練に戻るか俺に殺 されるかぁ」
「(ぜ、ぜ、善逸くんここはせーので左右に分かれて逃げましょう)」
「(ちょっと待ってちょっと待って俺はどっち？！右？左！？)」
「(私が右に逃げるので善逸くんは左で····！)」
「おい何をコソコソ話してんだァ？」
今何が起きているかと言うと、善逸くんと風柱様の稽古から逃げようとしている。理由は言うまでもなく、このままここにいたら死ぬ可能性があるからだ。
目で合図して、心の中でせーのと唱える。
が
1秒にも満たない間にガシッと頭を掴まれ、激痛が走る。風柱様は右手で私の頭を、左手で善逸くんの頭を掴み、それはそれは恐ろしい顔をしていた。
「ギャアアアアェエエ工」
「風柱様、ど、どどうか、命だけは····っ」
涙混じりに言って、思いっきり手を掴むと、風柱様がほんの一瞬だけ隙を見せた。その隙に善逸くんは屋敷を飛び出して行き3秒くらいぽかんと呆気に取られる。
「え？私を置いて逃げたんですが····？！え！？善逸くん最低ッッッ！！！」
「おい、自分の状況分かってんのかァ？」
「ひっ.......」
私はそのまま地面に叩きつけられた。手加減なんてものは存在しないらしい。風柱様の目は血走っていて青筋がピキっと浮き出ていて、本当にこのままでは殺されるかもしれない。視界がボヤけて隊服の袖で涙をふく。善逸くんめ.....
「俺はすぐ泣く女が嫌いだ」
そう言って胸ぐらをぐっと掴まれて顔が近づいたかと思えば勢いよく離される。背中が地面にダン！！と叩きつけられて、少し頭も打ってしまった。
「....っ....暴力反対ッッ」
「アア？」
「ひっ....うぅ...たすけて」
「お、これまた随分と派手にやられているな」
「...っ、炎柱様！！」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3181人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もち(プロフ) - モネさん» モネさんコメントありがとうございます！キュンキュンしていただけて嬉しいです♡ちょっと強引な煉獄さん最高ですよねぇ(*ﾟ▽ﾟ*) (2021年10月5日 20時) (
レス) id: 825ae5ee71 (このIDを非表示/違反報告)
モネ - キュンってしてしまいました笑笑 (2021年9月27日 1時) (レス) @page49 id: f32c86035e (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - うささん» うさ様、はじめまして！コメントありがとうございます！数ある作品の中から読んでいただけてとても嬉しいです！！裏はマイページから年齢設定後、私の作品一覧へお越しください(*´∀｀*) (2021年9月26日 22時) (レス) id: 825ae5ee71 (このIDを非表示/違反報告)
うさ(プロフ) - もち様はじめまして！楽しく読ませていただいております(*ˊᵕˋ*)裏を読ませていただきたいです。よろしくお願いします！ (2021年9月26日 22時) (レス) id: 339371903f (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - デニムさん» デニム様、作品を読んで下さりありがとうございます。裏はマイページ→設定からフラグ設定をしてもらえると私の作品一覧に出てきます！よろしくお願いします！！ (2021年9月26日 18時) (レス) id: 825ae5ee71 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もち
| 作成日時：2021年1月10日 15時
