第47話 決意 ページ4
〜炭治郎side〜
「だーかーら!俺の所に鬼がいんだよ!
こういう奴がいるんだっての!」
そう言って伊之助は変なポーズをする。
俺と伊之助は今、宇髄さんと善逸とAと定期連絡をするために屋根の上で待っているんだが……さっきから伊之助がやって来る変なポーズが何を表しているか分からなくて困っている。
鬼の事を表しているのは分かるんだが…。
「そろそろ宇髄さんと善逸とAが定期連絡に来ると思うから…」
「こうなんだよ!俺には分かってんだよ!」
その時宇髄さんが誰にも気づかれないようにやって来て、俺達にこう言った。
「善逸とAは来ない。」
『え?』
伊之助と同時に言ってしまった。
「善逸とAが来ないってどういうことですか?」
俺は、宇髄さんにそう聞いた。
「お前達には悪いことをしたと思っている。
俺は嫁を助けたいが為にいくつもの判断を間違えた。
善逸は今行方知れずだ。昨夜から連絡が途絶えてる。
Aは今、鬼の毒を喰らって動けない状態だ。早く救出したい所だが、あいつは鬼にマークされていて救出が困難だ。
お前らはもう"
階級が低すぎる。ここにいる鬼が"上弦"だった場合、対処できない。後は俺一人で動く。」
「いいえ、宇髄さん!俺達は…!!」
「恥じるな。生きている奴が勝ちなんだ。
機会をみ誤るんじゃない。
それにこれはAからの命令でもある。自分の事より相手の事を心配するとかAらしいが、まずは自分の体を心配して欲しいんだけどな。」
宇髄さんはそう言って俺達の前から姿を消した。
数分間沈黙が続き、その後俺が伊之助に
「俺達が一番下の階級だから信用してもらえなかったのかな…。」
と言った。
「何言ってんだ?俺達の階級"庚"だぞ。
下から四番目。」
伊之助はそう言って、自分の階級を見せてきた。
確かに庚だ。全く知らなかった…。
俺が地味に落ち込んでいると、伊之助が"元気出せよ!"と言いながら背中を叩いてきた。
でも、今はそんなこと考えてる暇じゃない!
この後、伊之助と合流してAと善逸と宇髄さんの奥さん達を救出して上弦の鬼の首を斬る!
俺は心の中でそう決めた。
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モダエミン(プロフ) - SAKURAさん» よかったですねぇ!チョコケーキはおいしいですからぁ! (2020年8月16日 12時) (レス) id: 971db014c2 (このIDを非表示/違反報告)
SAKURA(プロフ) - モダエミンさん» ありがとうございます!嬉しいです!今日は久しぶりにゆっくり過ごそうと思ってます!ちなみにケーキはチョコレートケーキを食べる予定ですw (2020年8月16日 12時) (レス) id: 05c236c558 (このIDを非表示/違反報告)
モダエミン(プロフ) - お誕生日おめでとうございまぁぁす!ケーキはなに食べるんですかぁ!この作品も大好きですよぉ!世に言う神作ですねぇ!今日を楽しく過ごしちゃえ! (2020年8月16日 12時) (レス) id: 971db014c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:SAKURA | 作成日時:2020年8月15日 8時