第6話 運命の出会い ページ8
刀は折れてしまい、体力はもう何も残っていない。
もう終わりだ。
兄の願いを叶えられないまま、死ぬんだ。
私はあいつの攻撃に抵抗出来なかった。
その時だった。
「雷の呼吸・壱ノ型 霹靂一閃!」
その言葉が聞こえてきたと同時に、3人の男の人が私の目の前にあらわれた。
一方、あいつの方は少し動揺していた。
「この時代の鬼殺隊か…。
3人を相手するのは少し厄介だな。」
「お前!こんな可愛い女の子を殺そうとするなんて、頭おかしいぞ!」
「おい、そこの女。あとは俺らが相手してやっから、少し休んでろ。」
聴覚が鋭い人、感覚が鋭い人の言った言葉は、安心できると私は思った。
「お願いです…。どうか、お兄様の首を斬って楽にさせてあげてください。」
この人達になら託せる。
私が出来なかった事をきっと!
すると、嗅覚が鋭い人がこう言った。
「とても辛かっただろう。
実の兄を斬らないといけないだなんて…。
もう心配いらないよ。
俺達が君の代わりにあの人の首を斬ってあげるから。だから安心して休んでね。」
私は、この人の言葉を聞いてる時にはもう気を失っていた。
そして、気がついた時にはもう戦いは終わっていた。
辺りはすっかり暗くなっており、家の灯りがついていた。
そして、家のまわりには背中に「隠」と書かれた人達がいてそこに、私を助けてくれた3人の男の人もいた。
「ああ、気がつきましたね。良かった。
傷があった所は治療しておいたので、そこは大丈夫ですけど、神経がかなり麻痺してるので、立ち上がる事が難しいと思います。」
私の隣にいた、「隠」の人がそう言った。
「ありがとうございます。いろいろ巻き込んでしまってすみません。」
「いえいえ、それが私達の仕事なので。
では、気がついたので炭治郎様を呼んできますね。」
呼びにいった数分後、私を助けてくれた人達が来てくれた。
「良かった、気がついて!体はどうだ?大丈夫か?」
「一応大丈夫ですけど。ただ、まだ立ち上がる事が出来なくて…。」
「でも綺麗な顔に傷がつかなくて、良かったよおおおお!俺すごく心配したんだよおおお!」
「うるせー、もん逸!少し黙ってろ!」
「いいじゃないか!逆にお前は心配しねーのかよ!」
な・なんだこの人達!
戦ってた時と性格が違いすぎる!
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printemps(プランタン)(プロフ) - SAKURAさん» いえいえ♪ (2020年6月20日 20時) (レス) id: adf0bec428 (このIDを非表示/違反報告)
SAKURA(プロフ) - printemps(プランタン)さん» ありがとうございます! (2020年6月20日 20時) (レス) id: 05c236c558 (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - 気に入りました!!! (2020年6月20日 19時) (レス) id: adf0bec428 (このIDを非表示/違反報告)
SAKURA(プロフ) - マイミーさん» (/// ^///)!ありがとよ! (2020年6月6日 7時) (レス) id: 1821f7acac (このIDを非表示/違反報告)
マイミー(プロフ) - 面白い〜!続きが早く見たいです!(*´∇`*) (2020年6月5日 23時) (レス) id: 081b182a95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:SAKURA | 作成日時:2020年4月6日 21時