鬼滅の刃～星々の導き～ (ページ6)

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第4話戦いページ6

私は刀をあいつに向けた。

本当に首を斬って大丈夫なのか不安だけど、あいつが兄の姿でたくさんの人間を喰らう事だけは本当に許せない。

許せないという強い思いが私の力を強くしてくれる。狙うのはあいつの首！

私はあいつに向かって走り出した。あいつも私の動きに察知し、

「まさか我を倒せると思っているのか。面白い。かかってこい！」

「そう言ってるのも今のうちよ！」

私はあいつの攻撃を素早く避けながら、あいつに近づいていった。

こう見えても攻撃を避けるには自信があった。

私は普通の人より体力があったので、昔から格闘技をならっていた。

その力があったこそなのか、あいつの攻撃を避け続ける事ができ、避けた反動を利用しながらあいつの間合いの内側に入ることができそして、どこかを斬った感覚がした。

私はその時､首を斬ったと思い込んでいた。

「おい。お前が持ってる刀、日輪刀か？

しかもその刀"静香"がもっていた刀によく似ている。

だが､所詮は300年前の刀だ。
刃こぼれしていて首を斬ることができなくて腕くらいしか斬れないだろう。

しかも腕はいくら斬られても再生する。

それが鬼だ。残念だったな。」

あいつの言う通り。

私の刀は刃こぼれしていてあいつの首を斬ることは難しい。

けどあのとっておきが使えれば、首を斬ることくらい簡単にできる。
まずはあいつの体力を削らなきゃ！

「斬っても再生するなら、その体力削りきるまで削りきってやる！」

大丈夫。私ならやれる。

私は心の中で自分を励まし、あいつとの戦いに集中した。

その頃、私達の戦いに気づき向かってくる人達がいた。

「この匂いは鬼か善逸？
しかも今まで戦ってきた鬼とは違う匂いする。」

嗅覚が鋭く耳飾りをつけた人がそう言った。

「炭治郎の言う通りだ。何だこの音。

しかも、鬼の近くに人間の女の子の音も聞こえる。」

「なんだそれ！鬼なのに鬼じゃねーのか。
気持ちわりぃー。とりあえず行ってみようぜ！

俺ら任務終わってるしな。」

聴覚が鋭い人、感覚が鋭い人がそう言った。

「さすがだ伊之助！一応隠の人達に連絡するために鴉を飛ばしておこう！
その女の子も怪我してるかもしれないからカナヲにも！」

「カア！カア！オマカセアレ！」

「急ごう！女の子が危ない！」

「猪突猛進！！猪突猛進！！」

その人達は鬼殺隊の最高位「柱」の人だった。

3人はとすごい速さでAの居る場所に向かった。