鬼滅の刃～星々の導き～ (ページ41)

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第35話前田まさおページ41

「お決まりましたか。
では、お名前を教えてください。
そして、あちらで身長と体重を測定します。」

私達は言う通りにした。
私が名前を教えた時、妹様が

「お久しぶりです、A様。
入隊おめでとうございます。お館様も喜びます｡」

と言ってくれた。

輝利哉様が喜んでくれるなんて、嬉しい！

身長と体重を測定し終わった後、全員の測定し終わるまで少し待った。

すると、後ろから声が聞こえた。
振り返ると、そこには私が選別で助けた男がいた｡

「あ、あの。選別前に変な事言ってすみませんでした。」

謝った。

絶対謝らないだろうと思ってた奴が謝った!?

「気にしてないから平気だよ。
それに、これからは同じ同期なんだしお互い頑張らなくちゃ！」

「そうですね……。」

その瞬間、その男の頬が少し赤くなった。

何で赤くなったんだ？急に熱が出たのかな？

まあいいや。

その頃、産屋敷邸では…

「Aさん、無事合格しましたか。
良かったです。今回は10人生き残ったんですね｡
それぞれの人がどのように活躍したか、楽しみです。」

と少し喜んでいた。

「全員の身長と体重を測定し終わったので、今から隊服を支給させていただきます。
少し歩かなければいけないので、ついてきてください。」

えっもう隊服できたの？速くない？

とりあえず、ついて行かなきゃ。

私達は妹様についていった。

数分後、

「新人の隊士の方々が到着しました。」

妹様がそう言うと、人が集まってきた。

あれは隠の人達だ。もしかして、隠の人が私達の隊服作ってくれたのかな？

そんな事思っていた時、

「星ノ澤Aさん、会津桜子さんいらっしゃいますか？」

あっ呼ばれた！しかも桜子と一緒だ！

「桜子、行こ！」

「はい！」

「私達が星ノ澤Aと会津桜子です。」

「あなた達がそうですか！いや～お二人共可愛いですね～。
初めまして、前田まさおという者です。
こちらがお二人の隊服になります！」

もう用意できてるなんて速いや！

すると、桜子が

「A様。前田さんの様子、なんかおかしくないですか？」

えっ？おかしい？

そう思いながら前田さんの方を見た。

うわ…。桜子の言った通りだ…。
何でこんな変な顔してるの？

桜子の言った通り、前田さんは何故かすごいにやけていた。