鬼滅の刃～星々の導き～ (ページ33)

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第27話修行の日々ページ33

そして、修行の日々が始まった。

最初は基礎体力向上訓練だ。
やる事は師範が言っていた事だ。

だけど、内容がキツい！キツすぎる！
師範から聞いた時は簡単そうだなと思っていた私がバカだった…。
木刀を持ちながら走るともっと遅くなる！

そして、翌日になるとものすごい筋肉痛に襲われた。それでも走らなければならない。
それが1週間続いた。

剣さばき矯正訓練は、師範がビシバシ鍛えてくれた。
師範が言うには、

「Aの剣さばき、癖が強すぎるから教えるの大変だわ。」

私の剣さばきがヤバいという事を改めて実感できる言葉だ…。

これを1週間ずつ交代でやっていくのか。自分の体力が持つか心配だ…。

けどそんなに心配しなくても良かった。
何回もやっている内に体が強くなっていき、遂に疲れる事がなくなった。
師範に感謝だ。

基礎体力向上訓練が終わる頃の私は体力が一般の男の人の体力より上昇していた。

基礎体力向上訓練が終わり、次は星の呼吸の全ての型を覚える修行が始まった。

１ヶ月半やっていた基礎体力向上訓練のおかげで1日に何回も技を出すことができるようになった。
そして、師範からのサプライズが今までで1番驚いた。

なんと、私があいつと戦った時に折れてしまった刀を師範が内緒で知り合いの刀鍛冶に頼んで直してくれていた。
それを聞いた私は、嬉しすぎて泣いてしまった。

その後、やる気がでた私は無我夢中で修行に熱中した。

星の呼吸は全部で伍の型がある。
少ないがどれも威力が高い。そして、全ての型は格闘技が基本とされている。
私は小さい頃から格闘技の教育を受けていたので修行は少し楽だった。

さらに、私は師範には秘密で2つのの事を夜に行っていた。

1つは、書物の解読。
もう1つは師範が柱のの時に使っていた呼吸・音の呼吸を習得しようとしていた。
師範は耳が良いので、多分バレるだろうと思いながらも練習した。

その結果、音の呼吸を習得する事に成功した。

たまに、炭治郎さん・善逸さん・伊之助さんが遊びに来てくれた。

3人は、私の修行の成果に驚いていた。

「これなら、最終選別を楽に合格できるんじゃないか？」

炭治郎さんにそう言われた時、私は普通に喜んだ。

そして半年がたった時の私は成長期が来たのか、身長と体重がすごい勢いで増加していた。

修行を始める前の私は、身長158cm・体重40㎏だったが、今は身長が166cm・体重46㎏になっていた。