鬼滅の刃～星々の導き～ (ページ28)

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第22話師範の家族ページ28

「よし、全員集合したな。A。こいつらが俺の嫁だ。」

「はじめまして。雛鶴です。よろしくね、Aさん。」

「私須磨です！よろしくお願いしますね！」

「私はまきを。よろしくな、A。」

「あっよろしくお願いします。星ノ澤Aです。師範1つ質問してもいいですか？」

「ん？何だ言ってみろ。」

「奥さんって3人いるのが基本ですか？」

そこ瞬間、私も師範も雛鶴さん達も黙ってしまった。
数分後、雛鶴さんが

「天元様の家系は一夫多妻なんです。ですから、普通の人は両親ともに1人ずつですよ。」

「まっその通りだな。とりあえず夕飯の支度するぞ～。今日は祝いだ！」

「ヤッター！天元様、でしたらAちゃんの部屋は私が案内しますね！」

「こら須磨！そう言って夕飯の手伝いサボるんじゃね～！」

なんだろう…。この人達の会話少し炭治郎さん達に似ている気がする。

「あの、よければ私もお手伝いしましょうか？これからお世話になるので。」

「じゃあAさんは須磨と一緒に料理運んでもらっていいですか？」

「分かりました！」

私は雛鶴さんの言う通りにした。次々にでてくる料理を須磨さんと運んでいるが、須磨さんは危なっかしくて料理を何度も落とそうとする。

それに対してまきをさんが何度も怒鳴る。
師範はただ見てて笑っている。雛鶴さんは料理に集中している。
でもみんな笑顔だ。

私はこれからこの家族と一緒に鬼殺隊に入るまで暮らすんだ。
なんか毎日楽しくなりそう。

そして、今日の夕食ができた。

「さあ、今日祝いだ！派手にたくさん食べろ、A！」

「はい師範！」

そう言って私達は夕食を食べた。雛鶴さんの料理はとても美味しくて、私は幸せだった。

「そういえば、Aさんは何歳ですか？」

雛鶴さんにそう聞かれたので私は

「14です。」

と答えた。

「そうなんですか。てっきりもう少し大人だと思いました。」

「よく言われるんです。顔つきが母似だからだと思います。」

「A1つ聞いていいか？」

「はい、なんですか師範？」

「お前、会議で星の呼吸の書物について言ってただろ。その書物って今どこにある？」

………。あー！家に置きっぱなしだ、私！

「すみません、いろいろあってすっかり忘れてました…。書物は今私の家に…。」

やってしまった…。恥ずかしいよ…。
すると、師範が笑った。