鬼滅の刃～星々の導き～ (ページ18)

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第13話消えない傷ページ18

夜が明け、朝になった。

私は昨日の夜泣き疲れて寝てしまったので、アオイさんに起こされるまでずっと寝ていた。

「Aさん！起きてたら返事してください！Aさん！」

えっ今何時…？外を見ると、もうすっかり明るくなっていた。寝坊しちゃった!?

皆さんに迷惑かけてないか心配だ。

その予感は的中し、

「Aさん！また来るので、それまでには起きてくださいね！」

私は慌てて扉を開け、大声で叫んだ。

「すみません！今起きました！」

アオイさんも私の声に気づき、

「やっと起きましたか。まあいいですけど。

それでは、朝の診察があるのでカナヲの部屋に向かいましょう。」

そう言って私達はカナヲさんの部屋に向かった。

カナヲさんの部屋に着き扉を開けた。

「おはようございます。遅くなりました。」

「おはよう！大丈夫だよ。私もさっき起きたばかりだから。」

とカナヲさんが言ってくれた。

診察が始まった。傷跡もなく痺れも完成にとれていて体力もかなり回復していた。
後は、血鬼術をくらった跡だけ。

包帯をとると、傷跡はまだ残っていた。
しかも、昨日と全くかわってない。

「どうして!?私薬ちゃんと飲んだのに…。」

「血鬼術の跡を消すには、血鬼止めが1番効果的だったんだけど。それでも消えないなんて。

とりあえず、今日は任務もないから、屋敷の書庫で調べてみようかな。その傷の事。」

「私も手伝うわ、カナヲ。Aさんは今日1日、自由にすごしていいですよ。」

流石に、そう言われたら手伝いたいです！

とは言えない。今日は鍛錬でもするか！

私はそう思いながら朝食を食べた。

朝食後、部屋に戻り薬を飲んだ。
そして、今から今から外を使っていいか許可をもらいに行こうとしたとき、扉からノック音が聞こえた。

「Aさん！いらっしゃいますか？」

「今開けます！」

扉を開けると昨日私に夕食を運んでくれた3人の女の子がいた。

「おはようございます、Aさん！今日鍛錬するって言ってたので木刀とその傷を隠す為に腕にはめるものを持ってきました！」

今、私が欲しいものを全部持ってきてくれるなんて！

「ありがとう。私は星ノ澤A。あなた達の名前は？」