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第8話 最後の言葉 ページ13

「Aのお兄さんは太陽を克服している。」


「お、おい嘘だろ…。」


「まさか、禰豆子ちゃん以外いたのか…。」


「まだ確信は持てないけどな。」


「あ、あの鬼は太陽に弱いんですか?」



鬼については、1回書物で読んだだけ。
つまり私は鬼の事は全く分からない。

だから私は、そう聞いた。



「そうだ。
鬼は太陽を浴びたら簡単に死んでしまう。
太陽を克服したら、弱点は首だけになるけど。」



そうなんだ…。私は普通に納得した。



「なあ、炭治郎。この事、お館様に速く伝えておいた方がいいんじゃない?
他の柱のみんなにも。」


「その事だが、もう伝えておいた。
他の柱のみんなや、宇髄さん。禰豆子達にも。」


「とんでもねえ、炭治郎だ。」


「って事はまたやんのか?柱合会議。」



柱合会議?会議だから何か話すのかな?



「そこでAにも参加してもらう!」


「え!?私がですか?」


「そうだ。さっき言ってた話を他の人に、話してほしいんだけどいいかな?」


「わ・私で良ければ…構いませんけど…。」


「Aちゃん参加するの!?
あんな性格が濃い人達のところに連れてっちゃって大丈夫!?俺心配だよ!」


「うるせー!俺らがいれば大丈夫だろ!」


「まあ、そういう事だ!とりあえず、今日はもう遅いから蝶屋敷にAを泊めてもらおう!」


「あの、行く前にお父様とお母様に最期の言葉を言わせてください。」



私はそう言いながら、立ち上がった。

体もだいぶ動くようになった。



「そうだね。最期に挨拶しないと。Aのお父さんとお母さんはこっちにいるよ。」



炭治郎さんについて行った先に、2つの山があった。



「炭治郎様。お二人の遺体を埋葬しました。」


「ありがとう。こっちだよ、A。」


「はい……。」



そして、私は父と母の遺体が埋めてある目の前に来た。
炭治郎さん達も私の気持ちを察知し私に、近づかなかった。



「お父様、お母様。今まで育てくれて、ありがとうございました。
これからは自分の力で生きていくので、天国で見ててください。」



泣きながらそう叫んだ。そりゃそうだ。

今まで、普通の日常を過ごしていたのに、それが突然崩れたのだから………。

第9話 栗花落カナヲ→←設定 みんなの呼吸について Pt.3



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printemps(プランタン)(プロフ) - SAKURAさん» いえいえ♪ (2020年6月20日 20時) (レス) id: adf0bec428 (このIDを非表示/違反報告)
SAKURA(プロフ) - printemps(プランタン)さん» ありがとうございます! (2020年6月20日 20時) (レス) id: 05c236c558 (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - 気に入りました!!! (2020年6月20日 19時) (レス) id: adf0bec428 (このIDを非表示/違反報告)
SAKURA(プロフ) - マイミーさん» (/// ^///)!ありがとよ! (2020年6月6日 7時) (レス) id: 1821f7acac (このIDを非表示/違反報告)
マイミー(プロフ) - 面白い〜!続きが早く見たいです!(*´∇`*) (2020年6月5日 23時) (レス) id: 081b182a95 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:SAKURA | 作成日時:2020年4月6日 21時

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