霊:34話【早く下がって】 ページ48
〜〜鬼殺隊本部〜〜
産屋敷「それから、実袮・・・小芭内・・・あまり下の子に意地悪をしない事。」
不死川・伊黒「「・・・・・・御意。」」
不死川が木箱に戻った禰豆子の方を睨みつけながら静かに刀を鞘に収めて片膝をついたり伊黒も俯くと産屋敷は頷いた。
産屋敷「ではこの話はこれで終わり。炭治郎は下がっていいよーー。そろそろ柱合会議を始めようか。」
しのぶ「でしたら、竈門君は私の屋敷で預かりましょう。」
蟲柱の胡蝶しのぶがいきなり手を挙げながら言った。
炭治郎「!?」
炭治郎がそれを驚いてる間にしのぶは両手をパンパンと打ち鳴らした。
しのぶ「はい!連れてって下さい!」
隠「失礼しまァす!!」
ずっと回りで息を潜めていた隠の二人が飛び出してきて、一人の隠は炭治郎を引っ掴んだりもう1人は禰豆子の入った木箱を担いで走り出した。
産屋敷「では、柱合会議を・・・・・・」
炭治郎「ちょっと待って下さい!!」
柱合会議を始めようとした瞬間、炭治郎がいきなり隠の手を振り切って暴れ出した。
全員『?』
隠の手を振り切って座敷の柱にしがみついた炭治郎は不死川を睨みつけながら大声で叫んだ。
炭治郎「その傷だらけの人に頭突きさせて貰いたいです!絶対に!禰豆子を刺した分だけ絶対に!!頭突きなら隊律違反にならないはず・・・・・・」
炭治郎がそう叫んでる瞬間・・・・・・
炭治郎「!!」
いきなり小さな硬いものが物凄い勢いで飛んできてそれを炭治郎の顔や頭にビシビシとまともに当たってひっくり返った。
時透「御館様のお話を遮ったら駄目だよ。」
凄まじい威力で玉砂利を指で弾いて飛ばしたのはずっとぼんやりしていたはずの霞柱の時透無一郎だった。
炭治郎「・・・・・・っ!!」
時透が指で玉砂利を弾き飛ばしてそれを食らった炭治郎は流石の石頭でもあまりの痛みと衝撃で目眩を起こした。
時透「早く下がって。」
隠「もっ・・・申し訳御座いません!御館様!時透様!」
隠の二人は再び炭治郎を抱え上げると産屋敷はそっと声を炭治郎にかけた。
産屋敷「炭治郎ーー・・・珠世さんによろしく。」
炭治郎「!?」
聞き返す暇もなくて隠達は炭治郎と抱えたり禰豆子が入ってる木箱を担いで全力で走り出した。
つづく
霊:35話【珠世さんは御館様の知り合いなのか!?】→←霊:33話【十二鬼月を倒す】
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作者名:サンダーブリュッセル&黒魔霊歌 x他1人 | 作者ホームページ:紅葉のホームページはねぇよby浪川 そうだなby剣城
作成日時:2020年4月23日 19時