霊:23話【産屋敷輝哉】 ページ37
〜〜鬼殺隊本部〜〜
産屋敷「よくきたね。私のかわいい剣士達(こどもたち)。」
襖の奥から鬼殺隊の当主・産屋敷輝哉がゆっくりと歩み出てきて二人の少女達が悟って両側から産屋敷を支えてそのまま縁側の手前まで歩み出てきた。
産屋敷「お早う。皆・・・今日はとてもいい天気だね。空は青いのかな?」
二人の少女の手を借りて座敷にゆっくりと腰を下ろした産屋敷は少し顔を上げて風を感じるように目を細めた。
炭治郎「?」
産屋敷の瞳は白く濁ってて目は見えてはいないようだがそれだけではなく彼の顔の上半分は爛れたように紫に変色している。
産屋敷「顔ぶれが変わらずに半年に一度の"柱合会議"を迎えられた事嬉しく思うよ。」
炭治郎「(傷・・・・・・?いや、病気か?この人がお館様?)」
炭治郎はそれで気をとられてる瞬間、不死川にいきなり地面に頭を叩きつけられてた。
炭治郎「!?」
不死川「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
不死川は炭治郎の頭を地面に押さえつけたまま庭に膝をつけながら深く頭を垂れている
炭治郎「(速い!!まったく反応できなかった!この・・・・・・!!)」
炭治郎は必死に藻掻こうとしたらさっきまで木の上にいた蛇柱の伊黒小芭内や少し離れていた水柱の冨岡義勇や四季崎とがめも他の柱達もそれぞれ横一列に列んで庭に膝をつけながら深く頭を垂れている。
不死川「お館様におかれましてもご壮健でなによりです。ますますの多幸を切にお祈り申し上げます。」
産屋敷「ありがとう。実袮・・・」
不死川「恐れながら柱合会議の前にこの竈門炭治郎なる鬼を連れた隊士についてご説明頂きたく存じますがよろしいでしょうか。」
炭治郎「(知性も理性も全く無さそうだったのに凄いきちんと喋り出したぞ!)」
さっきまでの横暴な不死川の喋り方が産屋敷輝哉が来た途端にものすごい丁寧だと炭治郎はちょっと驚いた。
産屋敷「そうだね。驚かせてしまってすまなかった。・・・けどその前に今日の柱合会議にある人を呼んだんだ。」
炭治郎「?(ある人・・・・・・・・・?)」
産屋敷は今日の柱合会議にある人を呼んで来たと九人の柱達に話してたら少女達の声が響き渡った。
少女達「「護廷十三隊・一番隊隊長及び護廷十三隊・総隊長の山本元柳斎重國様のおなりです!」」
つづく
霊:24話【山本元柳斎重國】→←霊:22話【不死川vs炭治郎】
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作者名:サンダーブリュッセル&黒魔霊歌 x他1人 | 作者ホームページ:紅葉のホームページはねぇよby浪川 そうだなby剣城
作成日時:2020年4月23日 19時