霊:21話【不死川実袮】 ページ35
〜〜鬼殺隊本部〜〜
大事な妹である雪音を隊立違反を犯した共犯者だと言われたのが断じて許せなかったとがめは鋭い目線で炭治郎を睨みつけたながら尋問した。
とがめ「そなたは先ほどその鬼になった妹は人を喰ったことはないから今までもこれからも人を傷つけることは絶対にしないと柱達の前で騒いでいるようだが・・・仮にもしその妹が誤って人を喰ってしまったらそなたはその責任はとれるのか?その妹が人を喰ってはいないとしてもそなたは鬼狩りとして務まれるとは限らんぞ。」
炭治郎「妹は俺と一緒に戦えます!鬼殺隊として人を守るために戦えるんです!!だからーー!!」
とがめ「だからウチの雪音を唆して隊立違反を犯していいとでも言いたいのかぁ?」
炭治郎「違います!決して!雪音を唆そうとしてるわけではありません!!」
とがめと炭治郎が言い合ってる途中で彼女の夫である山柱の鑢七花が困り果てた表情で割り込んできた。
七花「ーーーなァ?とがめ・・・・・・」
とがめ「何だ!七花!今は大事な話をしてるというに!」
七花「いや・・・さっき俺達が来た時はずっと辺りを見回ったんだけど何か一人足りないような気が・・・・・・」
紅葉「(ん?一人足りない?・・・・・・あ!そう言えば、不死川は何処っ!?)」
とがめ達が話し合ってる瞬間・・・・・・
?「オイオイ?なんだか面白い事になってるなァ?」
とがめ・七花「「?」」
庭の向こうからまた新たな人物が現われた。
不死川「鬼を連れたバカ隊員はそいつかいィ。一体全体どういうつもりだァ?」
顔中に傷だらけの男が左手に持っている禰豆子が中に入ったままの状態の木箱を掲げながらこちらへ歩いてきた。
隠「困ります!不死川様!どうか箱を手放して下さいませ!」
風柱・不死川実袮の後ろから二人の隠の隊員が焦った表情でおろおろしながら追いかけてきた。
とがめ「ーーー不死川実袮・・・そういえばさっきから姿が見当たらないと思ったら・・・・・・」
七花「アイツの手に持っているあの木箱って・・・」
とがめ「あの隠達の狼狽えようからすると・・・きっとあの木箱の中にはその鬼になった妹が入ったままのようだな。大方、何処か別の場所で隠達が見張っていたのをこの男が奪って来たんだろう。」
つづく
霊:22話【不死川vs炭治郎】→←紅:20話【伊黒師範の嫉妬?】
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作者名:サンダーブリュッセル&黒魔霊歌 x他1人 | 作者ホームページ:紅葉のホームページはねぇよby浪川 そうだなby剣城
作成日時:2020年4月23日 19時