【鬼滅の刃】不死川の長女です。【キメツ学園】

47話 ページ48

sideA

A『…』

玄弥｢ｽｩｰ…ｽｩｰ…｣

隣で寝てる弟を兄は心配そうに見守ってます。

ｶﾞﾁｬ

ん？

｢玄弥は大丈夫！？｣

わを……

A『母さん…』

｢｢兄ちゃん家！久しぶりー！｣｣

わを。

わらわらと入ってくる弟妹。

A『玄弥お兄ちゃんは風邪を引いてるから向こう行きましょ。』

｢｢えー…｣｣

A『こと、弘、就弥。』

こと｢姉ちゃんに怒られるぞ。｣

弘｢姉ちゃんの鬼ババ！｣

A『どこで覚えましたか。』

弟の頬を引っ張ります。

A『そう言えば、そんな事を言う弟は居ませんね。』

パッと離して

A『どちら様で？』

弘｢…う…うわあああぁぁぁん!!姉ちゃんのバカ！｣

泣きじゃくる弟を置いておいて別室に他の弟妹を連れていきます。

A『何で連れてきたんですか…』

母｢玄弥が心配で…そしたら、｣

貞子｢兄ちゃん家に行くの狡い！｣

狡いとかじゃなくて…

寿美｢お姉ちゃんとお兄ちゃん達に会いたい！｣

お正月に帰ったでしょう…

お察しですが、自宅から学園はかなり遠く、兄が進学した際に叔母宅を借りていました。

因みに叔母は兄が高校進級すると同時に海外へ行きました。

そこに私が入学し、一緒に住み始めたら玄弥が

玄弥【姉ちゃん！】

土日は必ず来るし、毎日必ず2.3時間の長電話をし始め…

遂には

玄弥【俺もキメツ学園入る！】

と言い、現在に至ります…


【一方その頃】side実弥

弘｢姉ちゃんなんて嫌いだもん……｣

俺に抱きついて泣きじゃくる弟。

実弥｢だったら泣いてんじゃねェよ…｣

玄弥｢ん…？なんで弘が…？｣

起きた。

顔色も悪くねェし…

大丈夫そうだァ。

母｢玄弥、起きた？熱を1回測りましょ。｣

玄弥｢…｣

母｢玄弥？｣

やべェな…

実弥｢弘、姉ちゃん呼んでこい。｣

弘｢ヤダ…姉ちゃんなんか嫌いだもん……｣

玄弥｢姉ちゃんが居ないの…なんで？姉ちゃんは？さっきまでココに居たのに……｣

泣きじゃくる弟と今にも泣きながら叫びそうな弟を止めるには

実弥｢おい！A！｣

A『なんですか。』

呑気に妹の髪いじってる暇なんざねェ！

玄弥｢姉ちゃんどこぉぉぉぉ!!｣

遅かった…

A『うるさ。』

耳を塞ぐ妹。

Aをリビングに連れてきた。

A『よしよし。ココに居ますよ。』

玄弥｢居なかったじゃん…｣

ガタイはデカい弟の背中を撫でて落ち着かせる。

弘｢ね、姉ちゃ…｣

顔を逸らすな。

また泣くぞ。

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