【鬼滅の刃】不死川の長女です。【キメツ学園】

42話 ページ43

sideA

A『玄弥ぁ…』

泣きじゃくる弟の背中さすっています。

実弥｢無駄に距離を取る事を意識しすぎて冷たかったもんな。｣

へ？

A『自然にしたつもりだったんですけど…』

玄弥｢…どういうこと？なんで…｣

A『前に一緒に寝たでしょう？』

善逸｢は？｣

？

玄弥｢…うん。｣

玄弥(我妻に知られたくなかったけど…)

A『その時に兄さんが妹可愛いって言ってたのでシスコンって指摘したら、私も玄弥に同じ事してるって言われ、』

炭治郎(確かに先輩は結構言ってる…玄弥に対して評価が甘いかも。)

A『玄弥と距離を置いてみるのも1つと思って…』

実弥｢てか、この前まで平然を装ってただろがァ。なんで爆発したんだよ。｣

平然を装っていた？

平気ではなかったという事ですか？

実弥｢お前の私物、玄弥のベッドの中だぞ。｣

玄弥｢なっ!!｣

善逸｢キェェェエ!!｣

善逸くんが発狂した…

善逸｢まあいやらしい！｣

玄弥｢我妻に言われたくねぇわ!!｣

良かった、元気になって。

玄弥｢…姉ちゃんが俺を男前って言うから…｣

A『私の中では褒めたつもりなのですが…』

何故？

玄弥｢…姉ちゃんに可愛いって言われなくなったから聞いてみたら…男前って。なんか…甘えちゃダメって言われた気がして、姉ちゃんが遠くに行ったみたいで…｣

考え過ぎです。

A『玄弥、前まで可愛いって言うなって…』

玄弥｢言ったけど…人前で可愛いってからかわれるから…｣



玄弥｢…姉ちゃんが俺を呼ぶ時の声と俺を可愛いって言う時以外、あまり姉ちゃんって声高くならないし柔らかい声にならないから…怒ってるんだと思って…｣

A『怒ってないのは分かるでしょう。』

長い事姉弟として居るんですから。

玄弥｢…分かってたけど…なんか…｣

A『よしよし。』

背中をさすると

玄弥｢…頭撫でて。｣

A『仕方ないですねぇ。』

炭治郎(あ、嬉しいって匂いとAさんの優しい匂い。)

A『もう手遅れなのですね…』

玄弥｢うん。｣

そんな満を持して答えないでください。

玄弥｢…今日も一緒に寝る。｣

A『私の私物返してください。』

玄弥｢…ヤダ。｣

何故そんな事をしたのか……

A『じゃあ寝ません。』

玄弥｢…か、返す！一緒に寝る……｣

可愛い。

実弥｢匂い嗅いで姉ちゃんって泣いてたぞ。｣

玄弥｢兄貴のバカ！｣

実弥｢数学赤点に馬鹿と言われる筋合いねェわ!!｣

喧嘩しないでください…

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