【鬼滅の刃】不死川の長女です。【キメツ学園】

39話 ページ40

sideA

お風呂から上がるとテレビに釘付けの2人。

A『上がりましたよー。』

玄弥｢姉ちゃん！｣

弟が犬だったら尻尾振ってますよ…

A『兄さん、どうぞ。』

実弥｢おう。｣


玄弥｢姉ちゃん。眠い…｣

A『もう寝ましょうか？』

玄弥｢ん…｣

眠そうですね。

乾燥機を布団から取り出し、枕を取り出し布団をかけたら

玄弥｢あったけー…｣

玄弥のサイズだと…

玄弥｢何してるのー？早く寝よーよ。｣

A『はいはい。』

さらに大きめの厚めな布団を被せて寝かしつけます。

玄弥｢姉ちゃんも一緒に寝るの！｣

A『分かってますから。』

テレビを消して電気を常夜灯にして

A『よいしょ…』

布団に潜って

玄弥｢姉ちゃん…｣

可愛い弟が眉を下げているので

A『甘えん坊な玄弥。』

玄弥(姉ちゃん好き。好き。大好き。)

後ろに手を回した状態にしました。

玄弥はより密着してきました。

A『おやすみなさい、玄弥。』

玄弥｢おやすみ、姉ちゃん。｣



玄弥｢…｣

寝ました……

A『玄弥は寝ましたよ。』

実弥｢ん。｣

兄は弟を軽く撫でて布団に入ってきました。

実弥｢弟ばっか甘やかしやがって…｣

A『はいはい。』

それはさっきも聞きました。

玄弥｢…ん…！姉ちゃん！｣

A『あらあら…』


玄弥｢姉ちゃんさっきみたいにぎゅうってして！頭撫でて！｣

A『頭を撫でたのは兄さんですよ？』

玄弥｢姉ちゃんはぎゅうってして！頭を撫でて！｣

あらあら…

実弥｢散々姉ちゃんに甘えてたんだろ。兄ちゃんが独り占めしても良いだろ？｣

玄弥｢ダメ！｣

A『喧嘩するなら私1人で寝ますよ。』

玄弥｢兄ちゃんが悪いもん…｣

あらあら…

実弥｢疲れてる兄ちゃんを労れや。｣

えぇ…

玄弥｢ん…｣

グイグイと袖を引っ張る弟。

A『玄弥、引っ張らないの。』

また手を回して寝かしつけます。

実弥｢そんな赤ん坊みてェな奴は子守歌でも聞いて寝ろ。｣

挑発しないでください。

A『こんこん小山の子うさぎは』

玄弥｢歌わなくていい！｣

A『なぁぜにお耳が長(なご)ござる〜♪』

トントンと背中を叩く。

A『小さい時に母様が』

少し離れてみます。

A『なぁがい木の葉を食べた故ぇ♪』

玄弥｢ぎゅうはする！｣

また元通りに抱きしめる。

A『そ〜れでお耳が長ござる〜♪』

落ち着いてウトウトし始めました。

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