【鬼滅の刃】不死川の長女です。【キメツ学園】

16話 番外編？3 ページ17

side玄弥

A｢兄姉をからかうんじゃありません。｣

火照ってる頬を手でパタパタ仰ぎながら説教されても怖くない…

玄弥｢だって、本当の事だし。｣

A『なっ！』

姉ちゃんが可愛い。

玄弥｢姉ちゃん、真っ赤〜。｣

A『いい加減にお良しなさい！』

怒った。

A『全くもう…』

ずっと手でパタパタ仰いでる。

その仕草が、その涙で潤む目が、その赤く染まった頬が

人により注目される事を姉ちゃんは知らない。

A『課題に集中なさい。分からないなら教えますから。』

玄弥｢うん…｣

姉ちゃんは真面目で信頼されてて頭良い。

兄ちゃんは一見不真面目そうだけど頭良いし、常識とかは守る方。

玄弥｢…｣

じっと見られるとやりづらい…

A『玄弥は可愛いですねぇ。』

可愛いって言うな！

玄弥｢じゃあ、兄ちゃんは？｣

A『兄に対して可愛いと言う人は恐らく末期です。まあ、兄さんはカッコイイと思いますよ？』

なんで！

なんで兄ちゃんはカッコイイのに俺は可愛いなんだよ！

姉ちゃんの小さな背中に蹲る兄ちゃん。

また、耳赤いし…

姉ちゃんってやっぱり小さいなぁ…

小さい身体で俺達の為に頑張って炊事、洗濯、掃除をやりながら完璧に勉強をこなしてる。

A『弟は可愛いんですよ。ねえ、炭治郎くん。』

炭治郎｢へ？｣

なんでアイツに話すの！

A『弟って可愛いですよねぇ。』

炭治郎｢たまに怒ることはあっても可愛いですよねぇ。｣

意気投合しないで！

玄弥｢お前って…あぁ、妹居んのか。｣

なんか、パン咥えてるイメージ。

炭治郎｢パン屋の長男！妹も弟も居るぞ！｣

A『パン屋さん！良いですねぇ。』

アイツと仲良くしないで。



A『玄弥は応用になると躓きますねぇ。』

だって、わかんねぇもん。

A『基礎が出来てるなら数をこなすのみですよ。』

ニコニコしてる…

｢不死川ー。｣

｢不死川さーん、こっち来てー。｣

A『あらあら……』

人気かよ。

A『玄弥のモチベーションの上げ方分からないですねぇ。おはぎは材料さえあれば簡単なのに…』

俺、物でモチベーション上がらねぇし。

実弥｢罰ゲーム制にしろよ。玄弥、補講の最後のテストで80以下なら冬休み中Aの飯禁止な。｣

！！？

玄弥｢餓死しちゃう！｣

実弥｢今の時代、ファーストフードもありゃコンビニだってあんだろ。｣

絶対無理。

頑張ろ！

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