きらめく流星群の下、君に永遠の好きを誓った。 (ページ5)

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Meteor 5 ページ5

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「あの日」が来る前から私は生きづらさを感じていた。

それでも生きようと思えたのは、生きていたのは

ある人との約束があったから。

その約束のためだけにずっと生きてきた。

約束を叶えるために、必死で。

でももう、その約束だって意味ない。

もう、生きることは諦めたから。

――11年前――

『ねぇねぇ！今日は流れ星がいっぱい見えるんでしょ？』

「そうだよ、流星群って言うんだよ」

『流星群？』

「そう、流星群。

　 A、知ってる？

　流れ星にお願いをするとね、お願いが叶うのよ」

『ほんと？』

「ほんとよ。

　ママはね、流れ星にパパとずっと一緒にいられますようにってお願いしたら

　パパと結婚できたのよ」

『そうなの？すごい！』

「Aもなにかお願いをしたらどうだ？

　叶うかもしれないぞ」

お願い…

『パパとママとずっと一緒にいられますように！ってお願いする！』

「そんなことお願いしなくてもあなたとパパとママはずっと一緒よ？

　他に、ずっと一緒にいたいひとはいないの？」

『ずっと一緒にいたいひと？』

「一緒にいて楽しい人とはずっと一緒にいたいと思うでしょう？

　そんな人はいないの？」

一緒にいて、楽しい人か…。

お友達とはみんないっしょにいて楽しい。

でも、すっと一緒にいたいとかそういうのとは違う気がする。

『うーん…』

「Aは〇〇くんのことが好きだって言ってたじゃない。

　〇〇くんとは一緒にいたいって思わない？」

『思う！』

「じゃあ、〇〇くんとずっと一緒にいられますようにってお願いしたら？」

『うん！

　あ、〇〇くんだ！わたし、行ってくるね！

　一緒に見る約束したから！』

〇〇くんは私と一番仲がいい友達。

一緒にいると安心するし何より楽しい。

私は〇〇くんのことが大好きだ

『〇〇くん！』

「Aちゃん！」

『お願い事、もう決めた？』

「ううん、まだ。

　もう決めたの？」

『うん、決めたよ！』

「何にしたの？教えて」