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試聴用のヘッドホンで３枚のアルバム曲を聴いていたら、気づけば１時間近く経っていた
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渋谷さんは、隣でヘッドホンをしながら曲を聴いていたり、歌詞カードを眺めたり
レジやＣＤの整理をしにたまーにどこかに消えたり
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渋「ええやろ。」
聴き終えてヘッドホンを外せば、いつのまにか渋谷さんが後ろのイスに座っていた
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「３枚とも良かったです！本当に！」
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３枚とも借りたいところだけど、今、買えるくらいのお金しか財布に入ってない
借りたとしても１枚だな
でも、どれも捨てがたい！
なんて、３枚のアルバムを見比べながら悩んでいたら
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「そんな悩まんでも。またいつでも借りに来たらええやん。」
めちゃくちゃ険しい顔しとったで、なんてふはっと笑った
テーブルに頬杖をついて自然と上目遣いで見つめられるもんだから、すごく恥ずかしくて目を逸らしてしまう
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しばらくして渋谷さんが他のお客さんに呼ばれて行ってしまって
とりあえず1本に絞り込んでレジに行く
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渋「それにしたんや。」
私が持って来たＣＤを見て渋谷さんが言った
「はい。でもほんと渋谷さんチョイスの曲、どれも良くて、」
いつもみたいに、せやろ？ってドヤ顔をかますと思ったら
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渋「いつでも店来てええから。俺がいい曲いっぱい教えたる。」
なんて、バリクソイケメンボイスで言うから
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「え、いいんですか？」
渋「ええよ。お前だけ特別な。」
ショップの袋に入ったＣＤを渡しながら
目を伏せて可愛らしく照れたように笑うから
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こんな顔もしちゃうんだって
なんかもう、完全に心掴まれちゃってんな
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美穂 - 初めまして。本当に心臓がはりさけそうな衝撃でした。寂しいと応援したい気持ちの葛藤です。まっしゅさんの作品は関ジャニ∞メンバーに対する愛がたくさん込められていて大好きでした。素敵な作品を読ませていただいて、ありがとうございました！ (2018年4月15日 20時) (携帯から) (
レス) id: 70af02b709 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まっしゅ。 | 作成日時：2018年4月14日 18時
