嘘ばっか6 ページ9
立ち上がるしげが見えて、迷惑やったかなぁなんて思ってたら、いきなり、しげの匂いに包まれた。
重 「俺、うまいこと言えへんからさ。
でもな、流星のこと、ちゃんと見てるで。
流星が頑張ってることわかってるで。
話してくれてありがと。辛い時でもなんでも、俺に言えばええ。俺が隣におる。」
流 「…っ、しげ。」
その日から、楽屋のほとんどを、しげが一緒に過ごしてくれた。
重 「流星に言われたの探してみたんやけど、
この服どう?」
流 「おー!ええやん!」
重 「一緒にきてや!」
子どもみたいなしげは、いつでも俺を笑わせてくれて、一緒にいるのが楽しい。
スタッフ 「重岡さん!次お願いします!」
重 「はーい!ちょっと行ってくるわ!
戻ってきたら、日にち決めようや!」
そう言って、撮影に向かうしげ。
楽しみやなぁ…
携帯でスケジュールを確認してると、
「しげと仲ええな。」
いきなり、声をかけられて驚いて声が出ない。
仕事の時は話すことはあっても、
楽屋では話さなかったのに。
望 「もしかして、新しい好きな人ってしげなん?」
胸がドキドキして、
あぁ、まだ好きなんやなぁ
流 「…ちゃうよ?」
望 「...ん、ごめん。言い方悪かったな。
あの、この服欲しくて、一緒に見に行ってくれへんかなって、言いたかったんよ。」
まだこんなに好きなのに。想っているのに。
割り切らないといけないことはわかってても、
2人きりで耐えれるはずがない。
流 「んー…ほら?彼女さんといきや…?
大切にせんと。」
望 「...っ。そうやんな…。ごめんな…?」
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水泡(プロフ) - ブルームーンさん» 遅れてごめんなさい!ありがとうございます!頑張ります! (2018年4月15日 22時) (レス) id: dccce0d72a (このIDを非表示/違反報告)
ブルームーン(プロフ) - めっちゃ面白いです!更新頑張ってください!! (2018年3月1日 13時) (レス) id: b03809c251 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水泡 | 作成日時:2018年2月25日 19時