嘘ばっか4 ページ7
次の日、メンバーには報告した。
流 「俺ら別れてん。
でも、仲悪いとかやないし、仕事も今まで通りやから。」
言えばいうほど、本当は心が崩れそうやった。
こんなに近い距離にいるのに。
もう心はすごい遠いなんて、なぁ。
望は、
「お互い、好きな人ができてん。
タイミングも一緒やったから、さすが流星やなーなんて思ったくらいやで!笑」
なんて。
自分で決めたこと、言ったことやけど、
やっぱり苦しくて、
流 「ほんまやなぁ笑」
なんてヘラッと笑ってみる。
俺が、我慢すれば、
全部元通り。
メンバーも気を遣わないし、気まずくくもならん。
向こうで、ニコニコと携帯をいじる望。
俺うまく笑えてんのかなぁ…
流 「俺、トイレ行ってくるわ」
今日だけ、少し逃げさせて欲しい。
泣かせて欲しい。
あかんねん。
望の、あんなキラキラした笑顔、
俺には眩しい。苦しい。
仕事中も、気付けば望をみてる自分が嫌になる。
あぁ、何でこんなことしてんやろ。
そう考えては自己嫌悪。
仕事を終えて、帰ろうとすると
「飲み行かへん?」
なんて、珍しいしげの誘い。
俺は、頷き、しげに連れられるまま、
居酒屋についた。
ただ、いつもと同じく普通に仕事なんかもして、
でも、頭をよぎるのは望。
今日の風景も思い出して、気付けば相当の酒を飲んでいた。
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水泡(プロフ) - ブルームーンさん» 遅れてごめんなさい!ありがとうございます!頑張ります! (2018年4月15日 22時) (レス) id: dccce0d72a (このIDを非表示/違反報告)
ブルームーン(プロフ) - めっちゃ面白いです!更新頑張ってください!! (2018年3月1日 13時) (レス) id: b03809c251 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水泡 | 作成日時:2018年2月25日 19時