検索窓
今日:3 hit、昨日:6 hit、合計:22,895 hit

嘘ばっか8 ページ11

流星とも、あの日から一層話さなくなってしまったそんなある日のことやった。

桐 「今日飲み行かん??」

それは、メンバー全員の歌番組の後だった。
久しぶりに集まることが嬉しかったのはみんなも同じだったみたいで、全員で飲みに行くことになった。


今までは流星の隣に座れていたけど、今では重がいる状況。


あぁ…流星めっちゃ飲んどるやんけ。


流 「しぃげーーー、抱っこーーーー」

正直頭をガンっと鈍器で殴られたような感覚やった。
もう、別れてるし、俺には何もいう権利なんてない。
やけど、俺だけが見れる、近くで甘えさせてあげれる存在やと思っとった。
でも、今ではそれは完全に重になっている。


重 「嫌や!前もそうなって、家まで送るの大変やったんやぞ!」

なんてケラケラ笑ってる重。
なんなん?やっぱり重なん??

流 「それはありがとーしたのに。
ええやん。今日は今日でぎゅーしてや!」

俺の知らない2人がどんどん見えて、
誰よりも見えていたはずの流星の姿は見えなくなってしまってる。

重 「はぁ〜、しゃーないな。
今度おごれよ!」

なんて言いつつも、重は嬉しそうに流星の頭をポンポンしている。

流星も、まんざらでもない顔して。

自分の中の黒い何かがフツフツと込み上げて来て、

ガタッ

望 「ん、あ、ごめん。
ちょっと酔ってもうた。トイレ行くわ。」

自分でも情けない。
何をやってるんやろう。

ピコン
彼女 「メンバーとの呑み会楽しんでね!」

俺、この子のこと好きなんよな?
めっちゃええ子やし、可愛いし、料理もうまいし…



なのに、流星の顔がたくさん思い浮かぶのはなんでなんやろ。
怒るとめんどくさいし、器用なほうでもないし、喧嘩だってたくさんした
でもどんな時でも、望は?望もやろや!
俺を引っ張ってくれて、俺のことが好きだと身体全身で伝えてきてくれた。

今更気付いても意味なんてないのに。

望 「バカやなぁ。」



流星side

久しぶりのメンバーの飲みで、
自然に入ってしまう望の姿。
見えないようにと、酒を呑み、しげに絡んで、馬鹿やなって自分でも思う。

流 「しげ、ごめん、」

そういえば、小さい声で

「俺がやりたくてやってるんや、気にすんな」

なんて、チャームポイントの八重歯を見せて笑うから、つられて笑ってしまう

嘘ばっか9→←嘘ばっか7



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (88 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
143人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

水泡(プロフ) - ブルームーンさん» 遅れてごめんなさい!ありがとうございます!頑張ります! (2018年4月15日 22時) (レス) id: dccce0d72a (このIDを非表示/違反報告)
ブルームーン(プロフ) - めっちゃ面白いです!更新頑張ってください!! (2018年3月1日 13時) (レス) id: b03809c251 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:水泡 | 作成日時:2018年2月25日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。