お酒と甘えたくん

飲み会1 ページ2

望side



流星は、ストレスが溜まっていたり、思い詰めると
お酒を飲みすぎることがある。
そんでもって、甘えたくんになる。


いつも家でやったら、どうしたん？？って、
そりゃもう、お姫様かのように扱うんやけど…


照 「流星、めっちゃペース早ない？？」

重 「じゅんた！なぁ！これみて！」

メンバーの飲み会だとそうはいかない。

もちろん、付き合ってることはみんな知っとるし、
応援もしてくれてるんやけど、
みんなの中で受けは俺なわけで。

お互い言うタイミングも逃してしまったり、
みんなに可愛い流星を見せたくないっていう
俺の独占力。

でも、あれは飲みすぎやんなぁ…


濱 「流星、えらいピッチ速ない？
望、隣りで見てあげや。」


という、濱ちゃんの助け舟のおかげで、
流星の隣にいるんやけど…

流 「あっ！のん！こっち来てくれたのー？？
寂しかってん！」


流星。みんな口開けてるで。
いつもの流星からは想像つかない姿。
可愛いけどな。

流 「のんちゃーん？ぎゅーしよっ！」

多分、もうお家感覚なんやろうな。
ぎゅーと俺の胸に抱きついてくる流星は、
ご満悦の表情。

袖をぎゅっとされて、下を向けば涙目の流星。

流 「のん、さっきからりゅうのこと見てくれへん。」


なんなんこの子。
俺のこと殺す気か。

望 「流星、どしたん？」

流 「……流星ちゃうし」


分かっとるよ。りゅうって呼んでほしいやろ？
でも呼んだら、流星さらにお家感覚になるやん。

でも、ウルウル目で、
ずっと袖のとこ掴んだらこの子に勝てるわけないやろ。


望 「んも〜、りゅう？どうしたん？」

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