想い ページ3
ガチャ
流 「どうぞー」
神、重 「おじゃましまーす」
流 「適当にくつろいでてええよ。
料理、温めてくるな!」
今朝、久しぶりに望と2人だ!と気合を入れて作った料理。
料理はせえへんから、決して良い出来栄えではないけど、気持ちは誰よりも込めた。
しゃーない。予定なんて誰にでもある。
と飲み込もうとしても、やっぱり辛くて。
望は、濱ちゃんが好きなんだろう。
もし望が、別れたいと言ったら…?
俺は素直に受け止められるやろか。
背中を押してあげれるやろか。
グルグルとまわるのは、望のことで…。
そんな、俺の思考回路を止めたのは、
チンッ という、電子レンジだった。
流 「できたでー。見た目は少し悪いけど、味は保証するで!!」
料理をテーブルに並べて、神ちゃんとしげを呼んだけど、神ちゃんは俯いてる。
流 「神ちゃん…?できたで?」
顔を上げたと思ったら、いつもみたいなニコッという笑顔の後に、酷く傷ついた顔をした。
神 「流星…。もう、泣いてええんやで?
流星はよう頑張った。俺らが見てたから。」
あかん、あかんあかん。
流 「何言ってるん?俺は大丈夫やで!」
神 「流星…!!お願いやから、頼ってよ。
俺ら帰ったら、1人で泣くんやろ?
そんなの、耐えられへんねん。」
神ちゃんは、俺を抱きしめてくれて。
我慢すると決めてた涙が次々と溢れ出す。
流 「しげ、少しだけ神ちゃん貸してや。」
そう言えば、しげは優しい目で頷いてくれた。
1度溢れてしまった涙は止まらなくて、
流 「望、もう俺のこと嫌いなんかな。
ずっと、我慢したのに…!望の馬鹿…!ばかぁ…」
ガチャ
開くはずのない扉が開いて、
「何してるん?」
それは、俺の大好きで、でも今は聞きたくない声やった。
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水泡(プロフ) - ゆあさん» 嬉しいです!初めてで下手くそなのに、みなさん優しくてありがたいです(;_;)頑張ります! (2018年2月19日 0時) (レス) id: dccce0d72a (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ - とても面白いです!!私の好きなシチュエーションで、ほんとに尊敬します! (2018年2月18日 8時) (レス) id: f97384def6 (このIDを非表示/違反報告)
水泡(プロフ) - 青羅さん» 嬉しい…!頑張ります!(;_;) (2018年2月17日 15時) (レス) id: dccce0d72a (このIDを非表示/違反報告)
水泡(プロフ) - ジャニーズloveさん» ありがとうございます!頑張ります!(;_;) (2018年2月17日 15時) (レス) id: dccce0d72a (このIDを非表示/違反報告)
青羅 - やばい・・・とても面白いです!更新頑張ってください!楽しみに待ってます! (2018年2月17日 12時) (レス) id: 08ce2e4352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水泡 | 作成日時:2018年2月16日 16時