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side A
『ふふふ』
「…何笑ってんだよ！」
『えー？別にー？』
世界で1番幸せにする発言から数時間後。5人でご飯を食べに行った時に散々お兄達に弄られたキヨくんは少しご機嫌ナナメらしい。確かにあの3人のいじり方えげつなかったもんなあ。キヨくんお疲れ様…。
私は明日も仕事なので先にお暇させてもらうことにして、それならとキヨくんが家まで送ってくれてるのである。お兄達はもう少し飲んでいくらしい。レトさんは飲めないみたいだからソフトドリンクだったけど。
『ねえキヨくん』
「何？どした？」
『…ありがとね』
「？何が？」
ふとキヨくんにお礼を言う。キヨくんはなんでお礼を言われてるのか分かっていないようだった。キヨくんは分かんないだろうな、私がさっきどれだけ嬉しかったか。
ーー付き合ってるよ
ハッキリとお兄の目を見てキヨくんがそう告げた時、とっても嬉しかったのだ。何で？って聞かれると困るけど。とにかくお兄に堂々とそう言ってくれたことがとっても嬉しかった。誤魔化さず、茶化さず真剣にそう言ってくれたのが。キヨくんが本当に真剣に私と向き合ってくれてるんだなというのが分かって。
キヨくんは相変わらず頭にクエスチョンマークが見えるくらいに不思議そうな顔をしていた。ふふっ、自然と笑みがこぼれる。
『キヨくんキヨくん』
「？さっきからどうしたんだよ？」
内緒話をするかのようにキヨくんに耳を貸してと手を招く。キヨくんは不思議そうに私の口許に耳を近付けた。
私はそのまま、キヨくんの頬にキスを1つ落とした。
「えっ」
突然のことにキヨくんは頬を抑えながら照れる。私はそれを見て笑いながらまた歩き出す。少し間をあけて私の名前を呼びながらキヨくんが追い付いてきた。私はそんなキヨくんを見詰めてこう言った。
『私のこと、ちゃんと世界で1番幸せにしてね、キヨくん！』
「ーー当たり前だろ？お姫様、」
そう言って笑ったキヨくんは世界で1番かっこよかった。
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もちもちもちこ(プロフ) - あみさん» 久しぶり！コメントありがとう！！全然気にしないで！私もこの小説全然続きかけてないし…書けよって話なんだけどさ…。またコメントしてくれて嬉しいよ、ありがとね(＾ν＾) (2021年6月10日 7時) (
レス) id: 05277b2997 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - 久しぶり！(?)この小説やっと見つけれてよかった。少し飽き期ができてしまって、またはまって、ずっと来てなかったから謝りたかったです。本当にごめんね！完結おめでとう！！ (2021年6月8日 3時) (レス) id: ff5e218d90 (このIDを非表示/違反報告)
もちもちもちこ(プロフ) - らんらんさん» コメントありがとうございます！！めちゃくちゃ嬉しいです…！ちゃんと完結させられるように頑張ります！ (2021年2月1日 21時) (レス) id: 8f71c3af38 (このIDを非表示/違反報告)
もちもちもちこ(プロフ) - あみさん» 私も全然更新できてなくてごめんよ･･･完結できるように頑張るね！ (2021年2月1日 21時) (レス) id: 8f71c3af38 (このIDを非表示/違反報告)
らんらん - めちゃくちゃ好きです。更新楽しみにしてます！！ (2020年12月24日 8時) (レス) id: c8e375b8ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちもちもちこ | 作成日時：2020年8月18日 22時
