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ep.3 ページ3
「空ちっか…」
空気を吸うために屋上へ来て
上を見上げると空が青くて綺麗で
私の心が浄化される気がした
JW「Aじゃん！何してんの〜」
空が思ったより近くて
届きそうだなて思いながら手を伸ばしてると
後ろから人の声が聞こえて
慌てて手を引っ込めた
「バビさん…」
デビュー当初から
私の苦手な部類に入ってるバビさん
たまたま収録が同じになった時に
ガツガツガツガツ踏み込んで来たから
あんまり好きじゃ無い…
JW「空、届きそうだなって思った？
俺もたまに思うんだよ」
隣へ来てニッコリ笑うバビさん
人としてはあんまり好きじゃないけど
多忙なスケジュールでも、その笑顔を
保ててるのは歌手として尊敬する
私には、出来ないから
「バビさん…笑えるためにはどうすれば良いんですか？」
JW「んーーーーいっぱい食べて
歌詞書いて曲作って、ファンの喜ぶ顔を想像したら自然に笑顔になれるよ…これ本当」
いっぱい食べるって……
一部関係ないよねって事も含まれてるけど
バビさんの意見はきっと間違ってない
ファンの喜ぶ顔なんて、初めの一年しか感じてなかった
今は自分が自分を保つ事でいっぱいだから
「私にできるかな…」
JW「Aってさ…すごい人気じゃん今
それ、嬉しくない？街中のポスターとかAだらけじゃん！！俺は羨ましいけど…」
「嬉しいとか分かんない」
もう疲れすぎて感情までどこかに
行っちゃったのかも知れない
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作者名：キムジウォン | 作成日時：2017年10月1日 23時
