【刀鍛冶の里編】新居に引っ越したと思ったら、人が降ってきた(物理)。３

続 ページ10

可楽
「………」


『…おーい、大丈夫？』


可楽
「……暑い…………」


珍しいな。


こんな陽キャでも魘されることもあるんか。(偏見)


……てか待て？


これもしかせんくても、ヤバくね？？？？？？


『よっ！』


一生懸命扇風機の角度を調整して、当たるようにセッティングしてあげた。


そしたら、ちょっとだけマシになったみたいや。


良かった。


『ま、あんだけ回り続けたら暑くもなるし目眩も起きるわな。』


ワイも人のこと言えんけど←


憎珀天
「……何をしている？」


『いや、可楽が熱中症なりかけてるからさ。』


憎珀天
「そしてそれは何の飲み物じゃ？」



『あ、これ？ポ●リスウ●ットやで。普通の水に加えてミネラルが入ってるから、より回復が速くなるんよ。』


憎珀天
「そうか、なら儂にもついでくれ。」


『はいよー』


この時期、油断してるとすぐしんどくなるからな。


ちなみにワイも、中学の時、体育で体育館の中やからって油断しててぶっ倒れたことあるし。


空喜
「暑い！！！」


『皆続々と来るなぁ。そん次は…哀絶君かな？』


哀絶
「ご名答じゃ」


『で、あともう一人と。』


積怒
「ついでのように言うな腹立たしい」


『まぁまぁ…笑……そう言えば、ここ五人って兄弟なんですか？』


積怒
「いや、違う。ここにいるのは皆、血鬼術で作られた分身体だ。」


『え、嘘やろ？？？え、それにしては出来映え良すぎません？？？』


と、


蜜璃
「大変よーーーーっ！！！！！」


『え、どないした？そんなに急いで。』


蜜璃
「あのねAちゃん、お客さんが来てるみたいだけど、どうすれば良い…？」


『え？？？』


恐る恐る見てみると。


『………マジかよマイケル…』(だから誰やねん















そこには、紅いベ●ツ(母の車)が、停まっていた。

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