【刀鍛冶の里編】新居に引っ越したと思ったら、人が降ってきた(物理)。３

続 ページ33

その日の夜。


『ただ今〜っす』


哀絶
「今日は早かったのう」


『まぁな。初日やし。』


有一郎
「晩御飯、食ったのか？」


『おん。もし余ってたら冷蔵庫しまっといて？』


有一郎
「分かった」


よし、風呂に入ろう。


そしてたまにはさっさと寝るぞ！



(約２０分後)



『ふぃ〜』


？？？
「〜！！！」


？？？
「〜〜？！」


『…ん？』


なんか、喧嘩してね？？？


『どした…って、ちょ、ぞー君！？！？』


憎珀天
「………のう」


『その、ほら、とりあえず離してあげよ？な？汗』


憎珀天
「……ﾁｯ」


蜜璃
「(すごい、一瞬で言うことを聞いたわ！)」


『………で、何があったん？』


小鉄
「それは、その…」














遡ること７分前。


憎珀天
「……z…」


小鉄
「………お…おーい…？」


憎珀天
「…？何ぞ………？」


小鉄
「そんなところで寝てたら、風邪引くよ…？！」


憎珀天
「放っておけ、儂は風邪など引かぬ…」


小鉄
「でも、ほら、夏風邪って結構しんどいって言うじゃないか、だから…」


憎珀天
「聞こえなかったのか…！？放っておけと言っているのだ…！！！」


小鉄
「…っでも！僕は君の事を心配して…！」


憎珀天
「黙れ！第一、儂に命令して良いのはお一方のみぞ！！！」


小鉄
「うぁぁぁぁっ？！？！」














『…で、今に至ると。』


小鉄
「はい…。」


『ま、確かに気持ち良く寝てたところを起こされんのは嫌やな。』


憎珀天
「？！」


『でも、ちょっとこれはやり過ぎ。それに、小鉄君は多分、お友達になりたかっただけなんちゃうかな、年齢も近いし。』


憎珀天
「……のう」


『……ま、これでちょっとは距離縮まったんなら良しとしよう！さ、もう寝るから二人も部屋戻り？』


小鉄
「分かりました」


憎珀天
「…のう」







この後、二人はちょっとだけ仲良くなったとか。

続→←続

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す