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2. 転校生 ページ3

「A様、どうやらご自身のクラスに転校生が来たようですよ」

「見に行かれてはいかがですか?」

使いの方にそう言われた。

転校生......。

貴方「転校生ですか...。少し教室に行ってみようかな?」

あまり教室には顔を出さないので、行ってみる事にした。

転校生がどんな子かも気になるし。

タッタッタッタッ

廊下を歩くだけで注目される。

正直、コレは苦手だ。

「A様だ」

「教室に行くみたいだぞ!」

「俺たちも行こう!」

そんな声が聞こえるが、気にしない。

いつもの事だから。

まぁ、柊家で注目されるのは当たり前だろうけど...。

ガラガラッ

皆「!?」

私が教室の扉を開ける。

私を見たクラスの皆がざわつく。

「A様よ!」

「A様!何で教室に?」

貴方「転校生が来たと聞いたので、挨拶をしようと思って」

柊家の令嬢らしく振舞う。

皆の目が1つの方向に集まる。

...なるほど。彼が転校生ね。

私は転校生らしき人物に近付く。

優「あ?んだよ」

「おい百夜!A様に失礼だぞ!!」

貴方「大丈夫です。あなた、名前は?私は柊Aです」

優「...百夜優一郎」

彼はそっぽを向きながらも、自己紹介をしてくれた。

意外と優しい人なのかも......。

シノア「柊家の令嬢様が此処にいらすなんて、どういう風の吹き回しですか?Aお姉様」

...柊シノア。

私と同じ柊家の1人で、私の義理の妹。

彼女は私と違い、柊家ではいらない存在とされていた。

私は、彼女も私と同じ扱いを受けてほしい。

毎日そう思った。

けど、現実はそう甘くはない。

今の世界は、いらないと判断された人間は、捨てざるを得ない。

そんな時代になってしまった。

コレも全て、私の姉、柊真昼の仕業だろうか。

貴方「シノア。おはよう」

私はシノアに挨拶をした。

シノア「おはようございます」

シノアも返してくれた。

シノアも私にとっては大切な妹。

絶対に守る。そう心に誓って。

私はしばらくクラスの人と会話をした後、教室を後にした。

3. 柊家→←1. 柊真昼の生まれ変わり



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設定タグ:一瀬グレン , 柊真昼 , 終わりのセラフ   
作品ジャンル:恋愛
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結菜 - 更新頑張ってくださいね?!! 続き楽しみにしてまーす☆ (2016年1月16日 10時) (レス) id: b295bb116b (このIDを非表示/違反報告)
あみアミ3(プロフ) - 葵さん» はい!頑張ります!私、真昼ちゃん大好きなんですよ!(≧∇≦) (2016年1月2日 19時) (レス) id: a0bbc3cbac (このIDを非表示/違反報告)
- 頑張って下さい。真昼ちゃん、可愛いですよね。 (2016年1月2日 16時) (レス) id: 93b88eab19 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - お話読みました、続きが気になります。更新楽しみにしてます!頑張ってください。応援してます! (2015年12月30日 23時) (レス) id: 082744dcd5 (このIDを非表示/違反報告)
葉月猫(*^_^*)(プロフ) - 本当に申し訳ありません! (2015年12月30日 15時) (携帯から) (レス) id: 7376a8072d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あみアミ | 作者ホームページ:http://amiami@uranai  
作成日時:2015年12月30日 6時

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