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一日目 貴方side ページ3

『痛た……って、ここは…?』


あぁ、確か……家にいきなり政府の役人さんが来て…。


『嫌ですよ。絶対にやらないです。』

役人「しかし、これは強制です。
貴方の意思など関係ありません。」

『!』


それで、役人さんがそう言ったと思ったら意識が遠くなってなって、気がついたらここにいたって感じか。
あぁ、全く……人ってどこまでも自分勝手なんだね。


『面白くないなぁ…。』

こん「大丈夫ですか!?見習い様!」

『?』


なんだろう、今声が聞こえたんだけど……。
辺りを見渡しても、人影はない。
すると、足下から「ここですよ!ここ!見習い様の足下です!」と声が…
……………ん?足下?


『わぁ、狐さんだね!』

こん「私めはこんのすけと申します!
貴方は見習いのA様で間違いありませんね?」

『うん、そうだよ。』

こん「見習い様、どうかここの刀剣男士達をお救い下さい!」

『あ、それは嫌かな。』

こん「えぇっ!?そんな!」


こんのすけを撫でてたらいきなりそう言われたので、私は笑顔を崩さず即却下した。
こんのすけがキャンキャン言ってるけど、だって面白くなさそうなんだもん。
それに、私は元々見習いなんてやるつもりないし。
ここには無理矢理連れて来られたからね〜。


こん「お願いします!!!もう私は審神者様によって皆様が傷つけられるのを見たくないんです…!
皆様が助かるのなら、私はどうなっても構いません!だからどうかっ!!!」

『………ふ…ふふふっ、あはははは!
あっははははははは!!!』

こん「!?」


こんのすけ固まってるね。まぁ、それもそうか。
いきなり笑い出したんだもんね。
私はこんのすけの頭を撫でながら謝り、言葉を発した。


『はー!……いやぁ、いきなり笑ってごめんね?
それと、見習いやってあげるよ。』

こん「ほ、本当ですか!?」

『うん。こんのすけが面白い事言ってくれたからね!お礼だよ!』


笑顔のままこんのすけにそう言うと、こんのすけは顔を輝かせて喜んだ。
おぉ、尻尾パタパタさせてる。可愛い!


『じゃあ、とりあえず本丸に入ろっか?』

こん「はい!ですが、気を付けて下さいね、彼等は皆、人間に敵対心を持っておりますので……。
いきなり斬りかかられても可笑しくありません。」

『大丈夫だよ、私はそう簡単に死なないからね〜。』


__さてと、じゃあ行きますか。

そう言って私は壊れかけの扉を開き、本丸へと足を踏み入れた。

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紅キ霧雨 - 小山さん» あっ、そうなんですか!?凄い貴重なご意見、ありがとうございます!!!危うくそれが定番だと思うところでした… (2018年7月8日 22時) (レス) id: 68e7808bec (このIDを非表示/違反報告)
小山 - ちょこっとだけ指摘。加州と安定は喧嘩はしてもブス・メンヘラとかお互いを侮辱するような言い合いはしませんよ(^ ^)何でか二次創作ではよく見かけますがね…。 (2018年6月16日 23時) (携帯から) (レス) id: 46e1741f78 (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 千本桜さん» ありがとうこざいます!!!面白いと言っていただけて嬉しいです! (2018年2月1日 22時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
千本桜 - とても面白かったです!これからも更新頑張ってください!!お体ご自愛くださいね(*≧ω≦) (2018年2月1日 15時) (レス) id: e733f5adaf (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 桜吹雪さん» リク了解です!今から更新して来ますので、少々お待ちください! (2018年1月17日 17時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅桜 | 作成日時:2017年12月7日 7時

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